KDDIとSupershipは3月17日、法人向けメッセージ配信サービス「KDDI Message Cast」について、Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」と連携しAIによるSMSメッセージの自動生成と自動送信が可能な「KDDI Message Cast for Salesforce AI拡張オプション」を追加することを発表した。
これにより、各社のエンドユーザーに合わせた最適なメッセージ文案をAIが生成できるようになるほか、適切な送信タイミングをAIが判断し自動でメッセージを送信できるようになる。
企業は顧客に対してよりパーソナライズされたコミュニケーションを実現し、オペレーターの業務負担や人的コストの削減とマーケティングの生産性向上にが期待できるとのことだ。
新オプションの機能概要
同オプションは「KDDI Message Cast for Salesforce」と組み合わせることで、Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」と連携。以下の各機能はSalesforce上から直接操作可能で、企業のマーケティングやコールセンター業務の生産性向上に寄与する。
パーソナライズ化したメッセージの自動生成機能は、顧客の属性情報や購買履歴、行動パターンなどを解析し、最適な文面を自動生成する。これにより、企業は各顧客に合わせたカスタマイズメッセージを送信可能。
SMSの自動送信機能は、Salesforceフロー機能との連携によりレコード更新やステータス変化などのトリガーに応じてSMSを自動送信する。双方向SMSに対応し、定型的な質問にはAIが自動で応答。
学習機能との連携による継続的な改善機能により、KDDI Message Castで収集したSMS送受信履歴をAgentforceの学習データとして活用し回答精度の向上も可能。
新オプションの特長
新オプションによりAIがメッセージの作成と送信を自動化し、オペレーターの業務負荷を削減。また、顧客からの返信をSalesforce上で一元管理できるため、問い合わせ対応の効率化にも貢献する。
AIが「最適な送信タイミングのヒント」を提供し、メッセージ到達率と開封率の向上を支援する。SMSに反応があった顧客のみフォローアップするなど、効率的なアウトバウンド営業も支援するとのことだ。