ミマキエンジニアリングは1月17日、同社連結子会社のアルファーデザインが「半導体後工程自動化・標準化技術研究組合(SATAS)」に加盟したことを発表した。
SATASは、半導体メーカーや製造装置メーカー、自動搬送装置メーカー、標準化団体などによる半導体の後工程の自動化技術の開発および標準化仕様の作成を目指し2024年4月に設立された研究組合。発足時には15企業・団体であったが、2024年9月時点で22企業・団体へと加盟企業が増加。今回、アルファーデザインを含む2社が新たに参加、24企業・団体へと増加することとなる。
アルファーデザインは、フリップチップ搭載技術を有しており、STATSに対しては同技術を活用する形での後工程自動化に必要な技術開発への貢献を目指し、「搬送用メインフレーム」ならびに「プロセスセル」の2つのワーキンググループに参加する予定としている。
なお、STATSでは2028年の実用化を目指して研究開発が進められており、アルファーデザインでは、後工程プロセスの中でもAIチップに採用されつつあるブリッジ接続技術は、近年の半導体設計における革新技術の1つであり、次世代の高性能コンピューティングシステムを構築するために重要な役割を果たしていることから、自社のコア技術であるフリップチップ搭載技術を活用することで、そうした高精度搭載が求められるブリッジ接続やSoC接続工程で貢献していきたいとしている。
2024年12月10日時点のSTATS組合員(五十音順)
- アオイ電子
- アルファーデザイン
- Intel
- インテル
- オムロン
- 化研テック
- 産業技術総合研究所
- シャープ
- 信越ポリマー
- シンフォニアテクノロジー
- セミ・ジャパン
- ダイフク
- TDK
- 伯東
- 平田機工
- FUJI
- 三菱総合研究所
- ミナミ
- ミライアル
- 村田機械
- ヤマハ発動機
- リックス
- レゾナック・ホールディングス
- ローツェ