AMDは1月6日(米国時間)、プレミアムな薄型軽量ノートPC向けプロセッサとして「Ryzen AI Maxシリーズ」を発表した。
Ryzen AI Maxシリーズは、Ryzen AI 300シリーズの上位に位置づけられており、最大16個のZen 5コア、最大40基のAMD RDNA 3.5 グラフィックスコンピュートユニット(CU)、最大50TOPSのAI処理能力を持つAMD XDNA 2ニューラルプロセッシングユニット(NPU)を搭載しているほか、最大128GBの統合メモリのうち最大96GBをグラフィックスに利用することを可能としており、大規模なAIモデルにも対応することができると同社では説明している。
製品ラインナップとしては、16コア/32スレッドでベース3.0GHz/最大5.1GHz、40CUの「Ryzen AI Max+ 395」、12コア/24スレッドでベース3.2GHz/最大5.0GHz、32CUの「Ryzen AI Max 390」、8コア/16スレッドでベース3.6GHz/最大5.0GHz、32CUの「Ryzen AI Max 385」の3モデルのほか、ビジネスユース向けとして「Ryzen AI Max Proシリーズ」として4モデルも用意されている。
また、「AMD Ryzen AI 300シリーズ」の追加モデルとして「Ryzen AI 7 350」、「Ryzen AI 5 340」およびビジネスユース向けの「Ryzen AI 7 PRO 350」と「Ryzen AI 5 PRO 340」も発表した。最大8つのZen 5コアとRDNA 3.5のGPU、ならびにAMD XDNA 2テクノロジを採用したNPUも採用し、こちらも50TOPSのAI処理性能を提供するという。
さらに同社は「AMD Ryzen 200/200 PROシリーズ」の投入も発表している。最大8つのZen 4コアとAMD RDNA 3べースのグラフィックス、一部モデルでは16TOPSのNPUも搭載する。
なお、Ryzen AI Max/AI Max PROシリーズならびにRyzen AI 300シリーズを搭載したシステムは2025年第1四半期より提供開始されるほか、Ryzen AI 200/200 PROシリーズを搭載したシステムは2025年第2四半期より提供が開始される予定だという。