米国半導体工業会(SIA)は12月5日(米国時間)、2024年10月の半導体売上高(3カ月移動平均)が前年同月比22.1%増、前月比2.8%増の569億ドルとなり、単月の過去最高額を更新したことを発表した。

SIAプレジデント兼CEOのジョン・ニューファー氏は、「2024年10月の半導体市場は、7カ月連続でのプラス成長を達成し、月間売上高の金額としては過去最高を更新する。通年で見ても好調に終えようとしており、成長率は約2割ほどの増加と予測されており、2024年6月時点に予測した前年比16%増を上回る勢いとなっている」と述べている。

SIAが承認したWSTSの2024年秋季予測は春季予測から上方修正がなされており、2024年通年の成長率は前年比19.0%増、売上規模は6269億ドルとしているほか、2025年も同11.2%増の6972億ドルと予測している。

10月の売上高を国・地域別に見ると、前年同月比では米州が同54.0%増の187億ドルを記録してトップ。これは世界市場の1/3に相当する額で、この大きな伸びの背景には、単価の高いAI向けGPUや、そこに搭載されているHBMが米国のAIデータセンター向けに需要が伸び続けているためだと思われる。このほか、中国が同17.0%増の162億ドル、アジア太平洋地域/その他が同12.1%増の133億ドル、欧州が同7.0%減の45億ドル、日本が同7.4%増の42億ドルとなっている。また、前月比でみると米州が同8.3%増、中国が同1.0%増、アジア太平洋地域/その他が同0.7%減、欧州が同1.3%増、日本が同0.2%増となっており、日本の世界市場に占める割合は7%ほどとなっている。

  • 各月の半導体売上高推移

    各月の半導体売上高推移 (出所:WSTS、作図:SIA)

なお、SIAは売上高で米国半導体業界の99%、米国以外の半導体企業の約3分の2を代表している存在であるとのことで、米国半導体産業の振興に向けたロビー活動で重要な役割を演じてきた。そうした中11月21日付で、取締役会会長会長にWestern Digitalのデビッド・ゴーケラーCEOが選出されたことを発表した。

日本製半導体製造装置も2024年10月は大幅成長

また、日本半導体製造装置協会(SEAJ)によると、2024年10月の日本製半導体製造装置(輸出を含む)の販売額(3カ月移動平均)は、前年同月比33.4%増の3856億7600万円となり、10か月連続で前年実績を上回る結果となった模様である。前月比でも4.4%増としている。2024年9月の販売額(確定値)は前年同月比23.4%増、前月比5.3%増の3695億9800万円としている。

  • 日本製半導体製造装置(輸出を含む)の販売額推移

    日本製半導体製造装置(輸出を含む)の販売額(3カ月移動平均)の推移 (出所:SEAJ)