東急バスは9月9日、既定の経路や時刻表を持たず、予約状況に応じてAIが最適なルートや時刻を算出して運行する、AIオンデマンドバスの実証運行を開始することを発表した。

日吉・綱島エリア

実証運行を開始する日吉・綱島エリアは、人口が増加傾向にある横浜市港北区に位置し、東急新横浜線開業により向上した交通結節点としての機能や、次世代都市型スマートシティ(Tsunashima SST)の存在など、多様性あふれる特色豊かな町として知られている。

エリア内には東急線や市営地下鉄線、東急バスの路線網に加えて、大型車の運行が困難な幅員が狭い道路や勾配が大きいエリアも存在している。

  • 運行エリア

    運行エリア

今回の実証運行は、東急バスがTsunashima SSTや地域の企業などと連携しながら、既存バスを補完するような新しい移動手段を提供することにより、町の魅力と移動総量の底上げによる地域経済活性化と、人々が快適で暮らしやすい交通サービスの構築を目指し、期間限定で実証運行を行うもの。

実証運行概要

運行形態としては、デマンド型運行(アプリまたは電話による予約制)で行われ、日吉駅・綱島駅・日吉本町駅周辺エリアで実施される。運行期間は9月16日~2025年8月31日までの9:30~16:30。

  • 利用方法

    利用方法

なお運賃は、大人500円・小児250円で、クレジットカード(事前登録のみ)、交通系ICカード、PayPayで支払うことができる。