横河電機はこのほど、OpreX Transformationのラインアップとして、プロセス製造業に適したプロダクトカーボンフットプリント管理を実現するサービス「OpreX Carbon Footprint Tracer」を提供開始した。

「OpreX Transformation」の概要

OpreXとは、同社の制御事業の包括的ブランドで、すべての制御関連製品、サービスとソリューションを包含している。

OpreXは、OpreX Transformation、OpreX Control 、OpreX Measurement 、OpreX Execution 、OpreX Lifecycleの5つのカテゴリーから構成されている。

「OpreX Carbon Footprint Tracer」はOpreX Transformationの製品・ソリューション群の一つであるOpreX Connected Intelligenceに属している。

OpreX Transformationは、企業全体を俯瞰し、生産・サプライチェーンから経営まで、卓越したオペレーションを実現する中核となる包括的ソリューション。

「OpreX Carbon Footprint Tracer」の特徴

「OpreX Carbon Footprint Tracer」は、計装システムや電力モニタ等から収集されるデータ(一次情報)に基づきCO2排出量を算出するクラウドサービス、ユーザーのCO2排出の算出・削減の戦略策定を支援するコンサルテーション、インテグレーションやサポートから構成されている。これらにより、プロセス製造業におけるCO2の算出を可能にし、削減を支援する。

CO2排出量の算出においては、SAP Sustainability Footprint ManagementとERP(基幹業務システム)とのシームレスな連携を実現する。SAP Sustainability Footprint Managementは、WBCSD、PACT、Catena-Xといった欧州で先行するCO2排出関連法制・レギュレーションの活動に参画している。そのため、これら標準に準じたプロダクト・カーボン・フットプリント(PCF)の算出、ダッシュボード表示、レポート出力が可能。

  • 「OpreX Carbon Footprint Tracer」の仕組み