集英社は8月7日、自社のマンガアプリや雑誌・Webメディア、ECサイトなどで取得した閲覧情報や、購買情報などの1st Partyデータを自社のCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)上で統合し、広告配信・分析に活用できるサービス「Shueisha Data +」の提供を開始したことを発表した。
同社はかねてから、サービスごとに点在していたデジタル上のデータをCDP上で統合し、デジタルマーケティングへ活用できる基盤構築を進めてきたという。今回、提供を開始したサービスにより、同社のさまざまなサービスを横断したデータ活用が可能となり、同社が展開する異なるメディア間においても連携した広告配信・分析を行うことができるそうだ。
同サービスの分析メニューには、各メディアの広告記事タイアップレポートのほか、記事来訪ユーザーの興味ジャンルや同社の他メディア・記事へのアクセス傾向などを可視化する機能を提供するという。これにより、広告施策に向けて新たな展開や切り口へのアイディアを得られるようになるという。同社は、今後もデータの拡充やメニュー開発を行う予定だ。