Windowsにはエクスプローラやメディアプレイヤーのように複数のアプリがデフォルトでインストールされているが、通常、スタートメニューでこれらのシステム標準のアプリと一般のアプリを区別することはできない。ただしWindowsには、これらのアプリに「Microsoft」というバッジを付けて表示する隠し機能が実装されている。

Neowinは7月4日(米国時間)、「The Start menu in Windows 11 gets a special badge to indicate system apps」において、MicrosoftがWindows 11の最新のビルドで、このバッジを「System」に変更することを試みていると伝えた。

スタートメニュー上でシステム標準アプリにバッジを表示する設定は、隠し機能とされていて、通常の設定アプリでは有効できず、利用するにはViveToolのような隠し機能対応の設定ツールを使う必要がある。Neowinによると、2023年6月29日に公開されたWindows11 Insider Peview Build 23493以降でこの設定を有効にすると、スタートメニューの「すべてのアプリ」を開いた際に、システム標準アプリに「System」というバッジが表示されるという。

ただし、デフォルトでインストールされているすべてのアプリにこのタグが付くわけではなく、エクスプローラやWindows セキュリティなどのアプリにはバッジが付いている一方で、Snipping Toolやターミナルなどのアプリには付いていない。どうやら、このバッジは削除することができないアプリに対して付けられている模様だ。

Windows11 Insider Peview Build 23493は、Windows InsiderプログラムのDevチャネルに参加することで使用できる。ViveToolでこの機能を有効にする場合の機能IDは「44571814」と「44573982」となっている。ただし、これらの機能は実験的な位置付けであるため、将来的に正式版に反映される予定があるかどうかは定かではない。