新型コロナウイルスの感染拡大は、人々の意識や行動を変え、個人と企業の関係を再考させる契機となりました。 労働や雇用形態のあり方が大きな転換期を迎えているなか、企業はこの変化を受け入れ、後戻りさせないための改革が急務です。

新型コロナウイルスの感染拡大は、人々の意識や行動を変え、個人と企業の関係を再考させる契機となった。労働や雇用形態のあり方が大きな転換期を迎えているなか、企業はこの変化を受け入れ、後戻りさせないための改革が急務となっている。

3月14~17日に開催された「TECH+EXPO 2023 Spring for ハイブリッドワーク 『働く』を再構築する」では、編集部セッションとして4日間で11の有識者、企業を招聘。ハイブリッドワークに不可欠なソリューションを解説するスポンサーセッションと合わせ、計22セッションが用意された。

以下では、基調講演および編集部セッションのレポートへのリンクをまとめている。ポストコロナ時代のハイブリッドワークについて考察する際のヒントにしていただきたい。

DAY1:基調講演

A-1:「本性主義」で考えるポストコロナ社会

  登壇者:一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻 教授 楠木 建 氏
コロナ禍を経て「仕事はオフィスでやるもの」という思い込みはなくなりました。オフィスとは何をやる場所なのか、オフィスは何のために存在するのか。本講演では、「人間の本性や本能」を軸にオフィスのあり方を考えてみたいと思います。

編集部セッション

A-4:オフィスらしくないオフィスの実現 ~社員や地域住民の為の健幸的な空間づくり~

  登壇者:サンスターグループ 新規事業開発 執行役員 大岡 眞理子 氏
多様化する働き方。コロナ禍を経てますます加速化しています。グローバル企業の中心であるダイバーシティを念頭に、歴史のある日本企業が古き良きDNAを継承し、消費者の皆様との共創によって新しい価値を生み出す場所としてグローバル拠点のひとに生まれ変わるコンセプトを試行錯誤して推進しました。本講演では、どのようなプロセスでこのような概念を形に作り上げていったかを、実際に作り上げた機能をご紹介しながら説明したいと思います。

A-6:オフィスは経営戦略実現装置 ~リアルな世界が私たちを強くする~

  登壇者:株式会社電通デジタル コーポレート部門 総務部長 飯野 将志 氏
コミュニケーションやコラボレーションが距離を前提とすることになったニューノーマル時代は、リアルなコミュニケーションの重要性や希少性を、逆説的に気づかせてくれました。この変化に対し、オフィスを経営戦略実現のための装置と捉えながら、働くことや働く場所をどのように再定義・再構築したかについてお話しします。

DAY2:基調講演

B-1:対話を通じた企業変革の構想と実践

  登壇者:埼玉大学経済経営系大学院 准教授 宇田川 元一 氏
日本の企業社会は不可避的な大きな変革の途上にあります。本講演では、未来への適応力構築のための長期に渡る変革の構想と実践について考えます。変革の構想として、旧来のV字回復とは異なる変革の構想を考え、その実践のために企業が歩んでいく新しい物語の参加を促す対話的なコミュニケーションについて考えます。

編集部セッション

B-3:個人も組織もともに成長するためのカゴメの「生き方改革」

  登壇者:カゴメ株式会社 常務執行役員 CHO 有沢 正人 氏

B-5:MYパーパスを活用した社員の挑戦を引き出すコミュニケーション

  登壇者:SOMPOホールディングス株式会社 人事部 特命部長 加藤 素樹 氏
SOMPOグループでは、約7.5万人の社員が一人ひとりのMYパーパス(個人の人生のパーパス)を言語化し、これを活用したパーパス・ドリブンな働き方への変革を推し進めています。講演では、社員が力強く挑戦し続ける企業文化を創り出すこの取組の背景、内容、効果、工夫したポイントなどをご披露します。

DAY3:基調講演

C-1:「働く場所を選ぶこと」はなぜ重要なのか

  登壇者:独立研究者、著作家、パブリックスピーカー 山口 周 氏
リモートワークが当たり前になった昨今、働く場所を考え、選ぶことは人生の主導権を自分に取り戻すことに繋がります。自由に動いて自分にとってしっくりくる場所を見つけられた人が、そうでない人に比べ、高い創造性とパフォーマンスを発揮し、キャリア上優位に立つことは言うまでもありません。働く場所を主体的に選ぶことについて改めて考え、お話します。

レポート掲載はありません

編集部セッション

C-4:リモートワーク広げる?やめる?と言う前に

  登壇者:ヤフー株式会社 PD統括本部 ビジネスパートナーPD本部 人事企画部 組織開発 リーダー 中野 康裕 氏
昨今、新型コロナウイルスとの付き合い方も徐々に変わる中で、改めてリモートワークや働き方をどのようにしていくか再検討している会社も多いのではないでしょうか。一方で働き方の柔軟性などが社会のニーズとしても出てきている中、もはやコロナ前へ戻す・戻さないだけでは語れないのが実状だと思います。ヤフーは現在も9割以上の社員がリモートワークを主として働いていますが、そんな我々からあえて「"オフィスにとらわれない"とはリモートワーク拡大か」という考え方の部分や、リアルを踏まえた「続ける/広げる場合に落としがちなチェックポイント」をお話させていただき、今後の再設計にあたってのお手伝いができればと思っています。

C-7:個人にとっても、組織にとってもWIN-WINな働き方とは?

  登壇者:株式会社ベネッセホールディングス 執行役員 人財本部副本部長 鬼沢 裕子 氏
ベネッセが目指したい働き方とは…?コロナにより一気に進んだワークスタイルの変化。ワークスタイル変革プロジェクトでの議論を重ねた上でスタートしたハイブリッドワーク。約3年が経過し、いま改めて私たちが「価値」を生み出せる働き方とはどんなものなのかを問い直している真っ只中。率直にその中身をお話しします。

DAY4:基調講演

D-1:ハイブリッドワークの成功確率は22%。成功企業が実践する5つのルール

  登壇者:株式会社クロスリバー 代表取締役 越川 慎司 氏
在宅勤務だからサボるのではありません。職責と評価が不安定だからサボるのです。性悪説のリモートワークから卒業して、いつでも成果を出し続ける分散型自律組織の共通点と、うまくいっていない組織でも再現しやすいルールを具体的に紹介します。

編集部セッション

D-4:ハイブリッドワーク実践 - 立ちはだかる課題と解決策

登壇者:株式会社クロスリバー 代表取締役 越川 慎司 氏
登壇者:神山まるごと高専クリエイティブディレクター CRAZY WEDDING創設者 山川 咲 氏
登壇者: 株式会社 日本HP パーソナルシステムズ事業本部 ハイブリッドワークソリューション・ペリフェラルビジネス本部 カテゴリーマネージャー 島﨑 さくら 氏

数々の企業のハイブリッドワーク導入を支援してきた越川慎司氏、多様な結婚式をつくるウェディングブランド「Crazy Wedding」の創設から学校の立ち上げなどに携わってきた山川咲氏、そしてハイブリッドワークを体現し続けてきた日本HPから島﨑さくら氏、この視点の異なる3名でハイブリッドワーク実践に伴い立ちはだかる課題とその解決策についてディスカッションします。

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