NTTドコモ モバイル社会研究所は2月14日、テレワークのセキュリティに関する調査の結果を公表した。同調査には15歳から79歳の男女6240人が回答した。

テレワークを行っている人に「テレワークのセキュリティ」について聞くと、「最新のセキュリティソフト(ウイルス・危険サイトなどの対策)を利用」が38.8%が最も多い結果となった。「OSやソフトウェアを最新のバージョンにアップデート」(36.7%)、「端末ロック(パスワード、指紋認証など)を利用」(35.6%)、「信頼できないWi-Fiには接続しない」(33.9%)、「提供元不明のアプリはダウンロードしない」(32.8%)などが続いた。同社が2021年に実施した調査と比較して、各項目で若干の増減があったものの大きな変化は見られないという。

「特にしていない」との回答は2021年に17.7%だったが、2022年は20%となっており、何かしらのセキュリティ対策を実施している人が微増しているようだ。

  • テレワーク中のセキュリティ対策状況

    テレワーク中のセキュリティ対策状況

テレワークのセキュリティ対策を職種別に見ると、事務・技術系従事者などのいわゆるオフィスワーカーは各項目で平均よりも高い割合でセキュリティ対策を実施していた。同社はこの結果について、「職種によってさまざまなテレワークの形態があり、それぞれに応じたセキュリティ対策が求められることが影響していると考えられる」としている。

  • 職種別のセキュリティ対策状況

    職種別のセキュリティ対策状況