三井化学、日本IBMおよび野村総合研究所(NRI)は10月13日、9月30日に3社を幹事会社とし、資源循環型社会の実現という社会課題の解決とソーシャルイノベーションの実現に向け、コンソーシアム「Pla-chain(プラ・チェーン)」を設立したことを発表した。

同コンソーシアムは「トレーサビリティを基盤とした、プラスチックリサイクル材の利用促進」「資源循環に関わるステークホルダー間の連携支援」「資源循環の推進に向けた社会や制度のあるべき姿の検討」に取り組む

3社は、2021年8月から資源循環の推進に貢献するコンソーシアム設立に向けた具体的検討を重ねてきており、今後は、同コンソーシアムで、資源循環プラットフォームを活用した実証実験に向けた情報共有や、複数企業による研究会開催、コンソーシアムで得た知見等の情報共有、他団体とのオープンな交流などを実施していきたい考え。

活動内容としては、同コンソーシアムの会員企業による定期的な討議の場の提供や、資源循環推進に向けたあるべき姿、個別の課題に関する討議、トレーサビリティを活用した資源循環に資する実証実験に向けた情報共有、資源循環にまつわる事例などの情報提供、同コンソーシアムの活動で得た知見の共有、コンソーシアム内外への情報発信や提言などを予定しているという。

また、この発表に伴い、法人もしくは非営利団体で、同会における実証活動や研究会などを通して得た知見を公開可能な範囲で公開することで、循環型社会の構築に貢献できる人を対象として、同コンソーシアムの会員の募集も開始されている。