NRIセキュアテクノロジーズは9月12日、工場のサイバーセキュリティに関するリスクを可視化し、セキュリティ対策状況を評価するサービス「工場ファストセキュリティアセスメント」の提供を発表した。

同サービスでは、工場セキュリティに関する国内外の各種ガイドラインを集約して作成した評価項目を用いて、NRIセキュアのコンサルタントがサポートすることで、工場システムのセキュリティリスクや対策レベルの可視化・評価を行う。

  • 評価項目の基とする国内外の各種ガイドライン

    評価項目の基とする国内外の各種ガイドライン

同サービスには、同社独自のセキュリティフレームワーク「NRI Secure Framework for IoT」と、同社のセキュリティ対策実行支援プラットフォーム「Secure SketCH(セキュアスケッチ)」が含まれる。サービス利用料金(税込)は、385万円からとなる(Secure SketCH GROUPSプランの利用料金を含む)。

サービスの利用企業は、「現状課題の把握」「対策状況の可視化」「対策方針提示」の3つのフェーズで、8つのステップに沿って評価を実施していく。企業・工場の担当者がSecure SketCHでアカウントを登録し設問に回答すると、NRIセキュアのコンサルタントが、選択された回答が想定される回答基準や実態に即しているかどうかをヒアリングして確認する。

  • 「工場ファストセキュリティアセスメント」の流れ

    「工場ファストセキュリティアセスメント」の流れ

その後、対応の優先度や具体的な進め方をコンサルタントが提案し、最適な対策方針を利用企業とともに決定していく。決定した方針をSecure SketCHに登録し、今後の状況確認に活用するほか、Secure SketCHによる評価結果に加えて、コンサルタントが最終報告書を作成し提供する。