Microsoftは現地時間2022年6月9日、Visual Studio Code用拡張機能「Python バージョン2022.8」のリリースを公式ブログで報告した。本バージョンでは、ローカライゼーションサポートやPythonインタプリター検出の改善が行われている。また、拡張機能「Jupyter」によるvscode.dev/github.devの連携強化、拡張機能「Pylance」の選択肢としてプレリリースバージョンが選択可能になった。

  • コマンドパレットからPython拡張機能関連のコマンドを検索した状態

    コマンドパレットからPython拡張機能関連のコマンドを検索した状態

コマンドパレットに表示する本拡張機能関連メッセージは基本的に英語だが、本バージョンから「表示言語を構成する」で選択した言語を使用する。Microsoftは「我々はコマンドや通知、タイトルのテキストを取得する方法を更新し、ローカライズチームが管理する翻訳(結果)を確保した」と説明している。また、従来はPython拡張機能が起動/読み込まれるたび、Pythonインタプリターの検出を試みていたが、本バージョンからは「Python.Select Interpreter」コマンド実行時のみ検出を行う。その結果、言語サーバーなどの機能呼び出しが短縮された。なお、拡張機能のJupyterをインストール/有効化している場合は、その限りではない。同社は「改善する方向で取り組んでいる」と述べている。

  • 「Python: Select Interpreter」コマンドを実行した状態

    「Python: Select Interpreter」コマンドを実行した状態