日本ディープラーニング協会(東京都港区)が2019年度から開催してきた「全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト(高専DCON)」の2023年度(DCON2023)開催日程は、エントリー開始が2022年7月、エントリー締め切りが同9月、1次提案(予選)の審査結果公表が同10月、2次提案の事業性アイデア提出が2023年1月、事業性アイデアの2次審査結果発表が2023年1月、そして本選での事業性アイデア審査が2023年4月となる予定だ。

日本ディープラーニング協会の理事長を務めている東京大学の松尾豊教授は「高等専門学校の学生がものづくり技術とデープラーニングを活用する事業性アイデアを競うDCON2022では、農業や福祉、観光などの多彩な分野での事業化プランが提出され、その事業性プランを企業評価額として競うコンテストだ。DCON2022は企業評価額が10億円を超す事業性アイデアが誕生した」と解説している。

DCON2022の本選で、最優秀賞の栄冠に輝いたのは、一関工業専門高等専門学校のTeam MJで、認知症の早期発見と予防を目指すデバイス事業の「D-walk」を提案した。この高専DCONの最優秀事業案には副賞として起業資金の100万円と優勝旗が授与されたという。DCON2022の本選の審査結果はWEBサイト上で公表されている。

  • DCON2022の本選の審査結果

    DCON2022の本選の審査結果(出典:DCON2022)