DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)は5月31日、同社が提供する総合決済サービス「VeriTrans4G」について、ServiceNowが提供するデジタルワークフローを実現するプラットフォーム「Now Platform」との標準連携に対応したことを発表した。

  • 両サービスが連携した「VeriTrans4G Connector」で利用可能になる決済メニュー

    両サービスが連携した「VeriTrans4G Connector」で利用可能になる決済メニュー

VeriTrans4Gはクレジットカードや銀行などの基本決済だけでなく、電子マネー、キャリア決済、PayPayをはじめとする各種ID決済に加えて、AlipayやPayPalなどの国際決済まで複数の決済手段に対応した総合決済ソリューションだ。

一方、Now Platformはデジタルワークフローを実現するServiceNowのプラットフォームであり、同プラットフォーム上でITサービスマネージメントやカスタマーサービス、セキュリティオペレーション、人事管理サービスといったアプリケーションを展開する。企業や自治体など各種組織の業務基盤をデジタル化し、幅広い業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するクラウド型のデジタルワークフローを支援する。

今回の両サービスの連携により、企業や自治体は各種行政サービスや業務の整流化に加えて、施設予約や手数料などの支払いに対応する決済機能までオンライン上でワンストップに提供できるようになる。そのため、担当部門の業務効率化や住民の利便性向上が見込めるとのことだ。

Now Platformは外部システムとの連携を簡便化するために、「Spoke」というAPI(Application Programming Interface)接続コネクタを提供している。今回VeriTrans4Gはオンライン決済連携用のSpoke「VeriTrans4G Connector」として、クレジットカード決済やコンビニ決済、PayPayの3種の決済手段を提供する。

ServiceNowを導入する企業や自治体は、決済や課金が必要なシーンにおいてシステム接続で発生するコストや工数を圧縮しながら決済機能を導入可能となる。このアプリケーションはServiceNowが運営する、パートナーソリューションを紹介する「ServiceNow Store Site日本版」にて公開され、詳細な製品紹介の確認やトライアルの申し込みなどが可能となる。