Sansanは5月10日、同社が提供するクラウド請求書受領サービス「Bill One」と、NTTデータイントラマートが提供する経理業務改善ソリューション「intra-mart DPS for finance」が連携することを発表した。

「Bill One」は、紙や電子データなどさまざまな形式の請求書をオンラインで受領・データ化するクラウド請求書受領サービス。2020年5月のローンチ以降、機能アップデートや各種会計サービスとの連携を行ってきている。

一方、「intra-mart DPS for finance」はERP(企業の基幹システム)のカスタマイズを行うことなく、会計業務のフロントを使いやすく改善できるソリューション。導入後にERPをリプレースすることになってもフロントは影響を受けず、入力画面はユーザーごとに柔軟に設定できる。

今回の連携により、Bill Oneで受領・データ化した請求書情報を、intra-mart DPS for financeに自動入力できるようになる。

  • 今回の連携で実現すること

    「Bill One」と「intra-mart DPS for finance」の連携で実現すること

「取引先」「支払期日」「支払金額」「支払口座」など、支払業務を行うために手入力する必要があった情報が自動入力される。これにより、担当者の工数やミスが削減し、内容の確認や差し戻しといった非効率なやり取りも不要になる。両サービスの連携により、請求書の受け取りから支払業務までの業務工数の削減を狙う。なお連携機能の利用には、両サービスの契約が必要だ。

Sansanは今後も、機能開発や関連サービスとの機能連携を進め、ユーザーの月次決算を加速していく考えだ。