NTTデータは1月28日、カーボンニュートラル実現に向けて、再生可能エネルギーをはじめとした分散型エネルギー（DER）の大量導入を促進するため、ITを活用した「グリーン分散エネルギー情報流通基盤」の構築を開始すると発表した。
同社は同基盤の構築により、「DERの見える化→データ活用（把握・予測・制御）→サービス創出（取引）」が実現可能な仕組みを提供する。
同基盤は「複数のアグリゲータ接続と活用の場」「DER種別に応じたリアルタイム情報流通」「DER情報を活用したサービサー接続環境」といった機能を提供する。
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グリーン分散エネルギー情報流通基盤の全体像
NTTグループは、既存のネットワークを拡張する形で高速大容量・低遅延な通信、膨大な量の計算が可能となるIOWN技術を検討しているが、このIOWN技術を活用して電力のデジタルツイン環境を提供し、高速にデータを処理し、必要なデータを必要なタイミングで取り出し、処理する要素技術の確立を目指す。
DERを活用したサービス創出に向け、2022年度から実証実験を行い、2025年の商用展開時には、DER3,000万台を目途としたうえで、カーボンニュートラルに必要となるDER情報処理を数秒～1分間で行うことを目標としているという。
