韓国科学技術情報通信部(日本の文部科学省の科学振興部門と総務省の情報通信部門に相当)は、情報通信技術分野で有望な韓国内の大学の研究室を選定し、創造的で挑戦的な研究を支援することで、ICT分野の修士・博士級の高度な研究人材を養成する事業を推進している傘下の大学ICT研究センターが、ICT産業における人材需要が高い有望技術分野と技術水準の向上が急務の分野を中心に8つの課題と担当大学を選定したことを発表した。
- IoT(世宗大学)
- 次世代移動通信(慶熙大学)
- ブロックチェーン(光州科学技術院)
- 次世代通信ネットワーク(ソウル大学)
- コンピューティングシステム(蔚山科学技術院)
- 人工知能半導体(仁荷大学)
- デジタルコンテンツ(亜洲大学)
- 量子情報通信(高麗大学)
今回選定された8大学には、該当する先端ICT分野の研究を進め、革新的な研究能力を備えた高度な人材を輩出することができるよう、最長8年間、毎年8億ウォン(約7900万円)の研究費を支援し、総額384億ウォン(約38億円)を投入する予定である。
なお、科学技術情報通信部の幹部は、今回の新規課題選定を通じて、約320人余りの大学院学生が新たに対象となることを踏まえ、「韓国ICT産業の成長に貢献することが期待される優秀な人材が今後も多く排出されるように政府支援をさらに強化していきたい」と述べているという。