パナソニック ネットソリューションズ(パナソニックNETS)は9月14日、次世代型の監視システム構築に向けて、パナソニックNETSのビデオ監視システム(VMS)サービス「ArgosView(アルゴスビュー)」と、マクニカが取り扱うAI画像解析技術を活用した異常検知ソフトウェア「icetana(アイセタナ)」の連携を開始すると発表した。
同連携により、事象が起こる前の予兆や違和感を少人数で効率的に認知することや、起きた事象に対し駆けつけや遠隔で対応することが可能になり、リアルタイムに監視できるソリューションが実現されるという。
具体的には、「ArgosView」から受け取った監視カメラの映像を「icetana」の異常検知システムで解析することで予兆や違和感を検知する。さらに対象の映像のみをサムネイル形式で表示することで、警備員の状況認識や異常発見を支援する。従来システムのようにすべての監視カメラの映像を目視で確認する必要がなくなる。
また「icetana」によるサムネイル映像表示のほか、即時対応が必要な異常検知情報については、センサー情報や外部システムを通じて自動的に「ArgosView」へ集約され、マップ機能により異常発生の位置情報と合わせて管理者へ通知される。
加えて、「ArgosView」と連動した音声・照明出力機器を遠隔操作することにより、人手による一次対応(駆けつけ)に頼ることなく、短時間での初動対応が可能になるとしている。
警備員による駆け付けが必要な状況を絞り込むことで、事件・事故の未然防止と警備に必要なリソースの最適化を実現するとのことだ。