Microsoftは現地時間2021年8月6日、Visual Studio Code用拡張機能「Python バージョン2021.8.1105858891」をリリースした旨を公式ブログで報告した。最新の拡張機能は先のマーケットプレイスや、Visual Studio Code内の拡張機能ギャラリーからインストールできる。新バージョンはJupyter Notebook標準サポート機能が正式版となり、Pythonインタプリターのソート機能を改善した。

以前からJupyter Notebookとの親和性を高めてきた本拡張機能だが、Jupyter Notebookの刷新に対応することで、セルの変更を検査にしている。また、変更したキーバインディングがipynbファイル編集時にも反映され、本拡張機能に関する設定の検索も容易になった。

  • 設定ページから「Notebook」と検索することで、利用可能な設定項目を確認できる

    設定ページから「Notebook」と検索することで、利用可能な設定項目を確認できる

前バージョンまでは、コマンドパレットから「>Python: Select Interpreter」を実行するとアルファベット順に並んでいたインタプリターだが、本バージョンではインタプリターの検索工程を高速化。ワークスペース、グローバルインストールと順番に検索して、新しいバージョンを優先的に表示し、プロジェクトに応じたバージョンのPythonが選択できる。その他の変更点はGitHubのChangelogを参照してほしい。

  • 「>Python: Select Interpreter」を実行した状態

    「>Python: Select Interpreter」を実行した状態