半導体市場動向調査会社である米IC Insightsは、2020年の専業ファウンドリの市場規模が前年比19%増となるとの年央予測を発表した。2019年は同1%減であったが、2020年は5Gスマートフォン(スマホ)向けアプリケーションプロセッサやその他の通信機器の販売に対する需要の増加に牽引されて、2桁成長を遂げる見込みだという。
IC Insightsの予測によると、2020年の5Gスマホの出荷数は2億台であり、これが実現した場合、専業ファウンドリ市場は2014年に記録した同18%増以来の高値となる同19%増を達成する可能性が非常に高くなるという。
ちなみに、2019年から2024年にかけての専業ファウンドリ市場の年平均成長率(CAGR)は9.8%としており、2014年から2019年までのCAGR6.0%よりも高い伸びを示すことが期待されているほか、同じ予測期間のIC市場全体のCAGR7.3%よりも高い成長率が期待されるとしている。