PwCコンサルティングとコミュニケーション・プランニングは5月26日、XR技術(VR/AR/MR)の活用支援において協業すると発表した。

XRが2030年までに経済に与える影響は世界で1.5兆ドル、日本で1,432億ドルになる(PwC調査)といわれており、新型コロナウイルス感染拡大への対応で、非接触・遠隔地・オンラインを考慮した業務への移行、関連する新事業の創出が早急に求められている。両社は、XR活用によってリモート業務・体験の高度化を実現する方針だ。

  • ユースケースイメージ(MRを活用したデータビジュアライズ・リアルタイムなシミュレーション)

PwCコンサルティングは、遠隔地でのリモートワーク、バーチャルショールームなどのユースケース検討から、リモートワークへの業務改革の実行まで一貫して支援する。具体的には、XRはもちろんのこと、他の技術との組み合わせも考慮した仕組みの導入、サイバーセキュリティリスクへの対応、新事業の創出へのサポートなどを行うという。

コミュニケーション・プランニングは、これまでの接客・営業・管理職研修などの対人コミュニケーション、製造現場などの作業手順、特殊車両・機械などの操縦・操作に関するXR技術を用いたセルフトレーニング、遠隔トレーニングの実績をもとに、実効性の高いプランを提案する。具体的には、XRの技術評価、デバイス選定・調達、PoC実施サポート、コンテンツ実装・導入・評価、トレーニング実施、運用・カスタマイズまで支援するという。

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