Visual Studioエンジニアリングチームは3月16日(米国時間)、「Visual Studio 2019 version 16.5 is now available|Visual Studio Blog」において、Visual Studioの最新版となる「Visual Studio 2019 version 16.5」の利用が可能になったと伝えた。「Visual Studio 2019 for Windows および Mac のダウンロード」からダウンロードを行うことができる。記事では、Visual Studio 2019 version 16.5の主な新機能も紹介している。

記事で紹介されている主な新機能は次のとおり。

  • Xamarin.Forms XAMLホットリロード機能の実現。この機能によってモバイルアプリの開発中にユーザーインタフェースのビルドが自動的に行われ、反復開発をこれまでよりも簡単に行えるようになる
  • .NET Productivityの改善(ifステートメントをswitchステートメントに変換する機能、IntelliSenseにおけるインポートされていない拡張メソッドのサポート実現、文字列補間機能の改善、リファクタリング機能の改善、デバッグ機能の改善、.NETオブジェクトアロケーション機能の更新など)
  • C++クロスプラットフォームおよびCMake開発エクスペリエンスの向上
  • ifステートメントをswitchステートメントへ変換 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    ifステートメントをswitchステートメントへ変換 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

Visual Studio 2019 version 16.5では、WSL (Windows Subsystem for Linux)と連動する機能も強化されている。Microsoftはこの数年間、Windows 10でLinuxバイナリを実行する機能の強化に取り組んでいる。Visual Studioも同様の流れに対応しており、Windows 10でLinuxアプリケーションの開発を行う環境としてWSLへの対応を強化している。