ルネサス エレクトロニクスは2月13日、ファブレス企業であるオーストリアPanthronicsと、IoT市場に向けて協業を図っていくことで合意。ルネサスのワイヤレス給電ICとPanthronicsのNFCリーダー/コントローラを組み合わせて、さまざまなアプリケーションでのワイヤレス給電の活用を目指すことを発表した。

PanthronicsのNFCソリューションは、独自の正弦波駆動アーキテクチャにより、ワイヤレス給電ながら高い電力と接続性を提供することを可能とする。ルネサスでは、自社が提供するレシーバICやトランスミッターICとNFCを組み合わせることで、次世代IoTエンドポイント製品が求める最小かつ高性能なターンキーワイヤレス給電ソリューションの実現を目指すとしている。

なお、両社は今後、PanthronicsのNFC製品と、ルネサスのマイコンやマイクロプロセッサ、アナログ、パワー、センサ、およびコネクティビティ製品などとの組み合わせの実現に向けて、さらなる協業の機会を探っていくとしている。