宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、7月11日10:20(地上時刻)に小惑星探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウへの2回目のタッチダウンから、予定通りに機体が上昇に転じた模様であることを確認した。機体は現在、リュウグウからの高度20kmのホームポジションに向けて秒速65cmで順調に上昇を続けているという。

  • はやぶさ2
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  • タッチダウン前後の流れを説明した資料

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  • はやぶさ2がタッチダウンから無事に上昇に転じた様子を確認し、拍手が沸き上がる管制室の様子

なお、タッチダウン運用の成功の基準は、11:09ころより実施予定のテレメトリデータによる探査機の状況確認作業(Gate5)にて、探査機が正常であること、タッチダウンのシーケンスが正常に動作し、弾丸を打ち出すコマンドが実行されたことが確認されることとなっている。

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    はやぶさ2とリュウグウの模型

実際に弾丸が打ち出されたかどうかの判断については若干、時間を要するため、14時から予定されている記者発表の際に津田プロジェクトマネージャーから報告が行われる予定だという。

はやぶさ2の2回目のタッチダウンの降下イメージ (C)ISAS/JAXA