Microsoftは2018年7月18日(米国時間)、Windows 10 IoT Core Servicesのパブリックプレビューを公開したことを、公式ブログで発表した。Windows 10 IoT Coreを基盤としたWindows 10 IoT Core Servicesは、IoTデバイスの有償サービスとして、Computex 2018で発表済み。同社はWindows 10 IoT Core Servicesを利用することで、「デバイスのセキュリティを最新の状態に保つ10年間のアップデート」「DCU(Device Update Center)を用いたデバイスのアップデートやカスタマイズ、制御」「DHA(Device Health Attenstation)によるデバイスの再イメージングやネットワークアクセスの拒否、サービスチケットの作成などを可能」にすると述べていた。

  • 画像は公式ブログより抜粋

    画像は公式ブログより抜粋

Windows 10 IoT Core Servicesを利用するには、Windows Harware Dev Centerアカウントの作成や、EV(拡張検証)コード署名証明書、管理者権限を持つAAD(Azure Active Directory)アカウントなどが必要。企業およびSIerがWindows 10 IoT Core Servicesを利用する場合、今月下旬を予定している正式リリース時は1カ月0.30ドル/1デバイスの費用が必要だが、パブリックプレビュー期間中は1カ月0.15ドル/1デバイスで済む。

また、CSP(クラウドソリューションプロバイダ)プログラム登録済みパートナーは、必要に応じて柔軟な支払いを可能にするオプションが2018年内に利用可能。OEMは費用を前払いすることで、Windows 10 IoT Core Servicesを利用できるオプションを同じく2018年内に使用可能となる。

阿久津良和(Cactus)