宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月1日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「Ryugu(リュウグウ)」の撮影に成功したと発表した。

  • 2月26日(協定世界時)に撮影された小惑星リュウグウ。撮影時のリュウグウとの距離は約130万km (C) JAXA)

今回の撮影にははやぶさ2に搭載されている光学航法望遠カメラ(ONC-T)を使用し、観測機器の試験の一環として、リュウグウの方向へ向けて撮影を実施したもの。

また、ONC-Tから見たリュウグウの明るさは天体の明るさを表す尺度では9等程度(見かけの明るさ)と推定されるという。さらに、撮影した画像からは周囲の恒星との相対位置が変化している様子も確認できる。

なお、はやぶさ2プロジェクトは、小惑星到着の最終準備段階へ移行したという。今後、このままリュウグウへの進路を維持し、最大推力で進行するとのこと。