ルネサス エレクトロニクスは2月28日、「Renesas Synergyプラットフォーム」の拡充の一環として、クラウド接続評価ソリューション「Synergy Enterprise Cloud Toolbox」のv1.1へのバージョンアップ、およびそれに対応したハードウェアキット「AE-CLOUD1」の日本国内での発売を発表した。

Synergy Enterprise Cloud Toolboxは、IoT機器をMicrosoft Azure、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platformなどのエンタープライズクラウドに10分程度の短時間で接続できるリファレンスデザインを提供するソフトウェアアプリケーションプロジェクトで、今回のバージョンアップによりさらに接続までの手順が簡単になるという。加えてAE-CLOUD1を併せて使用することで、家庭やビルディング/産業オートメーションシステムなどの分野で必要性の高まる、セキュアなエンドツーエンドのIoTアプリケーションの開発期間を、数週間から数か月短縮することが可能になるという。

なお、AE-CLOUD1は欧米ではすでに小売価格149ドル(税別)にて販売を開始しており、日本国内でも販売代理店からこれに準じた価格にて3月中に発売される予定だという。

  • ルネサスのRenesas Synergyプラットフォーム用エンタープライズ クラウド ツールボックス

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