Tecmintは2017年11月28日(米国時間)、「4 Ways to Speed Up SSH Connections in Linux」において、SSH接続を高速化する4つの設定方法を紹介した。SSHは最初の接続で数秒の時間がかかることがある。理由はいくつか存在するが、状況によっては設定を変更することで接続時間を短縮することができる。
紹介されている設定方法は次のとおり。
IPv4接続に限定する
IPv6での接続はIPv4での接続よりも遅くなることが多いので、接続をIPv4に限定する。AddressFamiliにinetを指定するか、sshのオプションに-4を指定する。
AddressFamily inet
DNSルックアップを無効化する
sshdはリモートホスト名をルックアップしようとするため、これを無効化する。
UseDNS no
SSH接続を再利用する
sshはすでに接続しているコネクションをそのまま流用することができるので、その機能を利用する。
Host *
ControlMaster auto
ControlPath ~/.ssh/sockets/%r@%h-%p
ControlPersist 600
SSH認証方法を指定する
認証方法を指定して利用する。
PreferredAuthentications=publickey
sshdの設定ファイルを変更した場合、設定変更を反映させるためにsshdを再起動する必要がある。serviceを使っている場合は「service sshd restart」のようにして、systemdを使っている場合は「systemctl restart sshd」のようにしてsshdを再起動することができる。