村田製作所は9月25日、15μHのインダクタでありながら1005サイズ(1.0mm×0.5mm)を実現した「LQW15DNシリーズ」を製品化したことを発表した。

スマートフォンなどの通信機器向けインダクタは、多機能化やマルチモード化により、部品の小型化が求められる一方、昇圧回路用に大インダクタンスが求められていた。同製品は、独自の材料ならびに設計技術を駆使することで、1005サイズで15μHを実現。これにより、回路の小型化と効率化の両立を支援することが可能になったと同社では説明している。

なお、同製品はすでに量産出荷を開始しているという。

1005サイズで15μHを実現したインダクタ「LQW15DNシリーズ」