アルプス システム インテグレーション(ALSI)は6月21日、クラウド型Webフィルタリングサービス「InterSafe CATS(インターセーフ キャッツ)」をバージョンアップし、2017年6月26日より販売開始すると発表した。

同サービスは社外で使用するモバイルPCやスマートデバイスなど、マルチデバイス、マルチワークプレイスに対応したセキュアなWeb アクセスを実現するセキュリティ対策サービス。社内ネットワークに接続していない端末のインターネットアクセスをコントロールできるため、在宅勤務やSOHO、持ち出しPCなど、社外でインターネットを利用する際の情報漏洩や私的利用を防止し、有害サイトや詐欺サイトへのアクセス防止やウイルス感染予防などが可能だ。

「InterSafe CATS」の利用イメージ

今回のバージョンアップでは、プログラム導入やアップデート、端末更新や組織変更時の作業負担を軽減することで、大規模環境でも容易に運用できるようになるという。

ユーザー情報の検索条件を拡充し、移動・削除などの一括操作や最大3階層までのグループ登録に対応した「管理機能の強化」を実施。また、仮想デスクトップ(VDI)環境に対応し、VDIクローン端末ごとにアカウント管理ができるようになった。

さらに、テキストコピーや画像保存、画像コピー、テキストの辞書登録を禁止できる「フィルタリングブラウザ(Safe ブラウザ)のセキュリティ機能強化」によって、ブラウザで閲覧する社内システムからの不正な情報持ち出しを防止するという。

「Webアクセスログ機能の改善」も行われ、ダウンロード対象期間が最大1カ月まで拡張された。フィルタリングの結果やグループ/ユーザID、リンク元サイトなど出力項目を追加することも可能となり、端末の特定やアクセス分析が容易になったとのことだ。

「フィルタリング設定」ではワイルドカードを利用した例外URL登録に対応し、頻繁にURLが変更されるコンテンツのURL中にある固定文字列部分のみ登録しておくことで、常時フィルタリングが可能になった。その他、例外URLの一括登録/出力やSSLデコード無効時のHTTPSサイト規制(Windows版はドメイン単位、Android/iOS 版はURL単位でフィルタリング)に対応した。

「InterSafe CATS Ver. 4.6」主な新機能