Cadence Design Systemsは11月9日(米国時間)、同社のデジタルインプリメンテーション、およびサインオフツールが、GLOBALFOUNDRIES(GF)が提供する「22FDXプラットフォームリファレンスフロー」で利用可能になったことを発表した。
GFがCadenceのツールを認定したことにより、モバイル機器やIoT、コンシューマアプリケーション向けの次世代チップの開発で求められる消費電力、性能、リーケージの制御において、ソフトウェア制御ボディバイアスの設計柔軟性が提供されることとなる。
また、これらのデジタル・インプリメンテーション・ツールは、性能と消費電力のトレードオフや、注入や拡散層の連続性を考慮した配置、タップ挿入および高電圧ルールに照らしたボディバイアス・ネットワーク接続を最適化するための、順方向および逆方向ボディバイアス (FBB/RBB)にも対応しているほか、ダブルパターニングを考慮した寄生抽出(PEX)やDFMもサポートしている。
なお、両社は今回のツール以外のソリューションとして、Voltus IC Power Integrity SolutionおよびPhysical Verification System(PVS)の認定に向けた取り組みを進めているとしている。