アイマトリックスは11月9日、EメールセキュリティとWebセキュリティを統合したマルウェア・標的型攻撃対策製品「マトリックスゲート(matriXgate)」を発売することを発表した。

「matriXgate」

同製品は従来のEメールセキュリティ製品(マトックスキャン)にWebセキュリティ機能を加えたもので、同社独自技術「tsecテクノロジー」を組み込み、統合型マルウェア・標的攻撃対策製品として開発した。

独自技術は「常に新しいアルゴリズムを反映できる設計」としており、データベースに蓄積された情報により、「刻々と変化する攻撃に素早く対応する」という。データベースは自動更新されるため、運用・管理が容易になる。

zMTD製品イメージ画像

Eメールセキュリティ機能は、受信時はmsecアンチスパム/msecアンチマルウェア機能、送信時に誤送信防止(送信メール一時保留、添付ファイル暗号化)、msecアンチマルウェア機能を用意している。アイマトリックス独自の「msecテクノロジー」は、スパム判定基準を柔軟に設定できる。リアルタイム検出が可能で、標的型攻撃など特有のメールにも素早く対応できる。

Webセキュリティ機能は、標的型攻撃や私的利用による不正サイトへのアクセスを遮断する。マルウェア感染を未然に防ぐ「入口対策」と、万が一マルウェア感染した場合に備えて、C&Cサーバーとの通信を遮断して、悪意ある情報搾取を防ぐ「出口対策」も用意した。

価格は、Model-50、1台構成、基本保守料金を含み、初年度52万6000円~となっている。