Texas Instruments(TI)は、低ドリフトのシャント抵抗を集積し、広い温度範囲に渡って高精度の計測を提供する電流センス・アンプ「INA250」を発表した。
同製品は、+2mΩのシャント抵抗と、オフセット電流12.5mA、オフセット温度ドリフト250μA/℃、ゲイン・ドリフト30ppm/℃の双方向のゼロ・ドリフト電流センス・アンプを集積。ローサイド(低電圧側)とハイサイド(高電圧側)の両方に実装でき、-40℃~+125℃の温度範囲で0.75%(最大値)の誤差を提供する。
また、シャント抵抗を集積したことで、コストを最大76%削減、基板実装面積を最大66%縮小することが可能だという。
なお、同製品はすでに5mm×6.4mmのTSSOPパッケージで提供を開始しており、1000個受注時の単価(参考価格)は1.40ドルとしている。また、目的の電流範囲に対応してフルスケール出力電圧を最適化できる、3種類のゲイン・オプションの製品は2015年第4四半期に提供を開始する予定だという。