永遠のテーマである生産性の向上に対する解は、数多く存在する。だが、結局は自分にあった方法を見いだせるかどうかだろう。

あの実業家はどのように業務改善を遂行したのか。The Next Webが実際の起業家やCEOなど12人から聞いた方法を「12の生産性ハックで自分の時間を最適化(原題:12 productivity hacks to optimize your time like a pro)」という記事でまとめている。

役割別にChromeアカウントを用意

Predictable.lyの共同創業者兼最高マーケティング責任者(CMO)のAmy Vernon氏が明かす方法がこれ。

Predictable.ly(会社)用のほか、イベントスピーカーとしても知られる同氏は教育用や私用と、複数の役割別にChromeアカウントを作っているそうだ。

これを別々のウインドウで開いて利用することで、メールのやりとりや調べ物の効率がぐっとアップするという。

Boomerangを活用

Gmailなら知っておきたい「Boomerang for Gmail」。

予約送信やリマインダー機能を持つGmail拡張機能で、Open Source Fashionの創業者、Pavan Bahl氏は未読メールの管理などにもBoomerangを利用しているという。

Boomerang for Gmailは無料でダウンロードでき、ブラウザはFirefox、Chrome、Safariなどに対応する。

Togglで時間を追跡

自分が何に時間を費やしているのか、実は把握していない人が多いのではないか。

毎日体重を計るだけで体重が管理できるといわれているが、これと同じ。まずは自分の時間の費やし方を把握してみよう。

無料の「Toggl」はプロジェクト別に自分が費やしている時間を集計してくれる。タイマー代わりにもなるので、30分たったら終わりという使い方もできる。チームやクライアント、プロジェクトと細かく入力すると、きっちりと時間対効果がわかるかもしれない。

この方法を推奨してくれたのは、Beth Granger ConsultingのソーシャルメディアトレーナーのBeth Granger氏だ。

活動内容を設定して追跡

Togglと似ているのがこれ。

McMorran Strategistsの創業者でありHBS Women Networkの社長兼エンジェル投資家も務めるKathleen Murray氏のおすすめの方法だ。Murray氏は具体的に、次のような方法を実践しているという。

  • 結果を出すために重要な活動はなにかを知る

  • 日単位、週単位でターゲットを作成する

  • ターゲットを達成したらレビューする

  • 自分に誠実に(結果に対する活動を振り返る)

PCから離れる時間をつくる

世界中の島からブログを書いているBlogging From Paradiseのブロガー Ryan Biddulph氏は1日のうち数時間PCの前から離れることをアドバイスしている。スマホもオフにしてオフラインするとよさそうだ。

目的は、切り替えと、規則正しい生活を送ることだ。睡眠はできれば8時間とる。さらにオフラインの時間をつくる。このように作業できる時間を圧縮すると、必然的にその時間に一生懸命仕事をするようになると同氏。

試しに「来週は毎日定時に帰ろう」と思って仕事をしてみてはいかがだろうか?