アルバックは6月18日、ヘリウムガスの漏れ検査(ヘリウムリークテスト)における漏れ量や漏れ箇所の特定を行う検査装置(リークディテクタ)の次世代モデル「HELIOT 900シリーズ」を6月19日より販売すると発表した。

同製品は、従来のHELIOT 710シリーズの全面更新を図るべく開発されたもので、検出部の高感度化と併せて同クラス他社モデルに対し2~3倍のスペックとなるヘリウム排気速度5L/secの排気能力を達成。また、コントローラを本体固定表示器から、画面サイズ7型の静電容量式タッチパネルを手元で操作する方式に変更、より直感的に軽快な操作が可能となったほか、コントローラと本体を無線リモート機能で接続することで、無線リモコンとして利用することも可能だ。

さらに、狭い通路を安全に移動する事ができるようにコンパクトな筺体サイズ、大型車輪、凹凸のないパネルカバー、移動・固定の操作性など、現場の声を数多く取り入れた筐体デザインを採用したほか、工具不要で保守パネルを外すことが可能なため、保守作業性も向上させている。

なお、同社では年間800台の販売を目指すとしている。同シリーズはポータブルタイプとモバイルタイプの計4機種が用意され、価格は240万円からとしている。

ポータブルタイプの「HELIOT 901W1/901D2」

モバイルタイプの「HELIOT 904W2/904D3」

7型タブレット型コントローラ