新日鉄住金と日鉄住金鋼管は、2013年8月29日に発表していた「新日鐵住金グループにおける電縫管事業の再編について」にて表明していた両社が営む機械構造用及び一般構造用等電気抵抗溶接管事業の事業再編のうち国内生産体制の最適化について合意に達したと発表した。

同グループ電縫管事業は、親会社と子会社間の販売品種の重複、国内における生産能力の余剰、海外事業会社の一部における資本と運営の捻じれ等の課題有していたが、今回の合意により一昨年から推進していた最適化により事業再編が完了。経営資源の最適かつ効率的な活用、事業戦略の一層の共有化が促進されることを期待している。今後は一段の競争力強化・発展を目指すとのこと。

一連の施策により、日鉄住金鋼管の川崎製造所と堺製造所は全面休止し、鹿島・名古屋・尼崎・和歌山・九州の5製造所体制へ移行する。また、日鉄住金鋼管の和歌山製造所24インチミルを休止し、新日鐵住金を含めたグループ最適 生産体制へ移行するとしている。