NASAは4月17日(米国時間)、ケプラー宇宙望遠鏡によって、habitable zone(生命居住可能領域)で水が液体の状態で存在する可能性がある、地球に似た惑星「ケプラー186f」が発見されたと発表した。

ケプラー186fと太陽系 資料:NASA Ames/SETI Institute/JPL-Caltech

ケプラー186fは、地球から約500光年離れた場所にあり、130日に1回公転する。これまでhabitable zoneで発見された惑星はいずれも少なくとも地球の1.4倍の大きさであり、その構成を理解することは困難だった。これに対し、ケプラー186fはhabitable zoneで初めて発見された地球の約1.1倍の大きさの惑星であり、このサイズなら地球のように岩で構成されている可能性が高い。

NASAでは今回の発見を「地球のような惑星を見つけるための重要な第1歩」としている。