アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は3月20日、名刺サイズの低価格PC「Raspberry Pi」専用のタッチパネルディスプレイスタータキットを発表した。

同製品は、タッチパネルディスプレイとその接続に必要なパーツがセットになっており、2.8型240×320画素対応の「uLCD-28PTU-PI」と、4.3型480×272画素対応の「uLCD-43PTU-PI」2種類がラインアップされている。

タッチパネルディスプレイは、オーストラリア4D Systemsが開発した抵抗膜方式タッチパネルとオーディオアンプスピーカを搭載したLCDモジュールとなっている。同ディスプレイは「Raspberry Pi」からGPIOアダプタを介して電源を供給し、4D SystemsのソフトウェアIDE「Workshop4」を使用してプログラムおよび構成することができる。また、さまざまなシリアルコマンドを「Raspberry Pi」から受信できるよう設定されており、図形、テキスト、画像の表示、音の再生、microSDカードへのデータ保存などのコマンドが受信でき、「Raspberry Pi」を使った開発やアプリケーションのモバイル化を実現する。

スターターキットには、タッチパネルディスプレイの他、GPIOアダプタ、2GBのマイクロSDカード、プログラミングアダプタ「uUSB-PA5」、150mm 5極メス-メスジャンパーケーブル、5極オス-オスアダプタ、クイックスタートユーザーガイドが含まれている。

なお、価格は「uLCD-28PTU-PI」が9430円(税別)、「uLCD-43PTU-PI」が1万5200円(税別)。すでに販売を開始している。

「uLCD-28PTU-PI」スターターキット