早稲田大学のお詫び文

早稲田大学は8月10日、同大学所属の助手が業務に利用していた「Google グループ」を通して、個人情報が流出した恐れがあると発表した。情報が流出した具体的な人数は公表されていない。

「Google グループ」はGoogleの情報共有サービス。7月10日には、官公庁が同サービスを一般公開に設定したまま利用していたことが各種メディアで報道されていた。

早稲田大学によると、大学院日本語教育研究科・センターの助手が4月2日から「Google グループ」を業務に利用しており、8月9日に第三者から「Googleユーザーであれば誰でもアクセス可能な状態になっている」との指摘を受け、事態を把握したという。

公開されていた個人情報は以下の通り。

  • 2013年度早稲田大学大学院日本語教育研究科新入生名簿(学籍番号/氏名/メールアドレス)
  • 早稲田大学日本語教育学会名簿(氏名/所属研究室/会費支払状況)
  • 早稲田大学日本語教育学会 2013年度春・秋 運営委員会(氏名/メールアドレス)
  • 早稲田大学日本語教育学会 2013年秋期大会発表 査読結果(氏名/査読結果)
  • 早稲田大学日本語教育学会からのメール往返信(氏名/メールアドレス/メール内容)

同大学では第三者からの指摘後に、関係者以外から閲覧できないように設定を変更し、情報が流出した恐れのある該当者に対してメールなどでお詫びしたという。また、再発防止策として教職員を対象として情報セキュリティに関するセミナー受講の徹底を図るとしている。