アズジェントは21日、金融、オンラインショッピング等の商用利用を行っている企業をターゲットに、米Imperva社のデータセキュリティソリューション「SecureSphere」の取り扱いを開始した。

データセキュリティソリューション「SecureSphere」

同ソリューションのWebアプリケーションセキュリティ商品「SecureSphere Web Application Firewall」は、シグネチャベースのブラックリスト、正しいHTTPメソッドを定義したホワイトリスト、悪意のある活動を行ったことがあるIPアドレス等の情報をもつレピュテーションサービス「ThreatRadar」の3つによって、攻撃をブロックする。

攻撃かどうか判断できないグレーゾーンの通信については、複数の情報を組み合わせて判断する相関攻撃検証を実施する。たとえば、Webページへ入力したパラメータがホワイトリストで定義した値よりも大きかった場合、ユーザの入力ミスの可能性も考えられるため、TCPヘッダに異常がないか、URLは正しく記載されているかといったような他の条件も確認したうえで、攻撃かどうかの判断を行う。

一般的にホワイトリストの作成は、対象のURLごと、パラメータごとに入力文字種別、文字数等を定義する必要がある。しかし、「SecureSphere」のダイナミックプロファイリング機能は通信をモニタリングし、ユーザのふるまいからホワイトリストのプロファイルを自動生成するため、運用開始までの手間と時間を減らすことができる。

販売開始は、2012年12月25日頃を予定、価格は332万5,000円から、初年度の販売目標は80セットを見込んでいる。