カスペルスキーは11月5日、仮想化環境向けセキュリティ製品「Kaspersky Security for Virtualization(英語版)」の提供を開始した。参考価格はデスクトップ向けが3525円~、サーバー向けが12945円~となっている。

Kaspersky Security for Virtualizationは、ヴイエムウェアの仮想化プラットフォーム「VMware vSphere」と「VMware vShield Endpoint」に対応した法人向け製品。エンジンや定義データベースが仮想アプライアンスとして提供され、仮想マシンに対してリアルタイムプロテクションやオンデマンドスキャンを行うことができる。

Kaspersky Security for Virtualizationは仮想アプライアンスとして提供される

また、仮想マシン、物理マシンに加え、モバイルデバイスのセキュリティを統合管理できるコンソール「Kaspersky Security Center」も付属しており、仮想プラットフォームと物理プラットフォームが混在する環境でも簡単にセキュリティ管理が行えるようになっている。仮想マシンごとにセキュリティ製品を導入する場合に比べて、システム全体のパフォーマンスに与える負荷も少ないという。

Kaspersky Security for Virtualizationは「Targeted Security」シリーズとして提供され、インストール要件は、VMware ESXi 4.1p3 または ESXi 5.0p1、VMware vCenter Server version 4.1 または 5.0。対応OSは、Windows 7 / Vista / XP、Windows Server 2003 / 2008 / 2008 R2となっている。