Freescale Semiconductorは、同社のQorIQ Qonverge(コア・アイキュー コンバージ)マルチモード・プラットフォームを採用した「Basestation-on-chip(基地局機能を1チップ化)」製品として、ピコセル基地局向けSoC「PSC9132」およびフェムトセル基地局向けSoC「PSC9130/31」のサンプル出荷を開始したことを発表した。

PSC9130/31は同時ユーザ数が8~16、一方のPSC9132は最大同時ユーザ数64で、いずれもLTE(FDD/TDD)、WCDMA(HSPA+)WiMAX UMTS、CDMAなどのエア・インタフェースをサポートしている。

また、RFIC通信およびアンテナインタフェース制御のグルーレス・インタフェースを内蔵しているため、外付け回路(FPGAなど)を追加する必要がなく、ボードスペースとコストの削減が可能なほか、GPS同期化および2G/3Gスニッフィング機能もサポートしている。

PSC9130/31はe500×1、SC3850×1の構成で2×2 MIMO、PSC91320はe500×2、SC3850×2の構成で2×4 MIMOにそれぞれ対応している。

なおPSC9131を搭載しているリファレンスデザインボード、ならびにPSC9132を搭載した開発システムはそれぞれ2011年第4四半期の供給開始予定となっている。