撮り溜めた写真作品、仕事で撮影したけど使わなかった写真……etc。デジタルカメラで撮影した写真は増え続ける一方なはずです。けれども、いつの間にかPCの容量を占領しつつある写真を、お金に変える方法がある。そんな夢のような話しがあることをご存知でしょうか?

キーワードは「ストックフォトサービス」。書籍『写真で稼ごう』(LOCUS. AND WONDERS.著/PIXTA監修/弊社刊)では、写真販売のフローから、売れる写真の撮り方まで、誰もが自身のクリエイティビティをお金に変えられる方法を丁寧に解説しています。ここでは、同書で紹介されている内容を複数回に分けて掲載。第3回は、「人気のある写真はどのようなものか」について解説してみましょう。(※テキストは本書を参考にしています)

最後には読者プレゼントもあります。

どんな写真が売れる? ランキングを見て売れてる写真を知ろう!

写真で稼ごうと考えたとき、どんな写真が売れているかを知ることが、成功への近道です。ストックフォトサービスのPIXTA(ピクスタ)で、2009年上半期に売れた写真トップ50を見てみましょう。売上ベースの総合ランキングです。

ただし、ランキング情報は既に売れてしまった過去の情報です。あくまでも潜在的なニーズとして捉えてください。なお、PIXTAにおける最新のランキングは、クリエイター会員登録をすれば見ることができます。

PIXTAの売り上げランキングより


季節ごとに売れる写真を知ろう!

季節で区切って見た場合、ストックフォトでは「冬に春」の写真、「春に夏」の写真が売れます。それはなぜでしょうか? 広告制作や宣伝開始スケジュールを考えると自然な流れと言えるかもしれません。

例えば、「桜」をイメージした広告や雑誌が世の中に出始めるのは2月頃からです。ただし、その広告制作期間も合わせると、1月から購入されることが多いのも当然というわけです。そのため、「冬に「冬に春」「春に夏」「夏に秋」「秋に冬」の写真が売れるということになります。

それでは、季節別のランキング・トップ10を見てみましょう。

2008年秋、冬(左)と2009年春、夏(右)の統計より


登録が少なく、販売は多いカテゴリを狙おう!

以上、売れている写真の総合ランキングと季節別ランキングを見てきましたが、圧倒的に人物写真が多いことにお気付きでしょうか。少なくとも、このランキングの集計期間においては、人物画像が求められていたということがわかります。

PIXTAでは、写真をアップロードするときにカテゴリを決めます。クリエイター会員登録すると、カテゴリごとに「登録延べ枚数(応募ベース)」と「全販売に占める比率」を見ることができます。そこには、カテゴリごとの登録(応募)写真の枚数と、全体の販売に占める割合を算出した「ねらい目度合い」という指標も載っています。例えば、「人物」というカテゴリは、登録枚数は少ないのに販売された写真は多いということで「ねらい目度合い」はとても高くなっています。

人物以外のねらい目カテゴリとしては「産業・ビジネス」「住まい・インテリア」「環境・社会」「美容・健康」などが多く売れているようです。逆に「自然・風景」「花・植物」といったカテゴリは数多く登録されている割には、販売実績は多くありません。これらのことを考えた上でテーマを決めて、写真を撮ることが「写真で稼ぐ」近道かもしれません。


アンケートに答えて、書籍をもらおう!

アンケート主旨 12月に発売予定の書籍『写真で稼ごう 写真を売るための10のルール ストックフォト写真の売り方・撮り方・作り方』(仮題)に掲載するデータを収集するためのアンケートです
プレゼント内容 アンケートにお答え頂いた方の中から書籍『写真で稼ごう ストックフォトサービスピクスタが教える写真をお金にかえる方法』と2009年12月発行予定『写真で稼ごう 写真を売るための10のルール ストックフォト写真の売り方・撮り方・作り方』(仮題)を各5冊、計10名様にプレゼント
募集期間 10月26日(月)から11月16日(日)
応募方法 アンケートページから、必要な情報をご記入いただき応募。
※詳細はアンケートページをご参照ください。
当選者発表 12月中旬
マイコミジャーナル上で発表。また当選者にはメールで直接ご連絡いたします。


『写真で稼ごう』

毎日コミュニケーションズ
発売日:8月25日(火)
著者:LOCUS. AND WONDERS.
監修:PIXTA
判型:B5変型/128ページ
ISBN:978-4-8399-3282-4