2009年3月26日~3月29日まで開催されたPhoto Imeging Expo(PIE)へと東京ビッグサイトへ行って来た。

PIE 2009の会場となった東京ビッグサイト

入口にはしっかりと看板が立っていた(隣にはポケモンチャンピオンシップスの看板が立っていた。向い側の会場で開催していたらしい)

訪れた日は最終日である29日。個人的な都合もあるが、アジア最大とうたっている同Expoの盛況ぶりを見たかったため、最終日ギリギリでの参加を決めた。

混雑覚悟の上で訪れたExpoだが、期待を裏切る閑散ぶりを見せていた。会場自体も各ブースがゆとりある通路を挟んでの展示であり、ほぼ半日で回りきれる状態だった。

なぜここでこのような具合にPIEの状態を述べるかというと、Photoそれもデジタルカメラ、ビデオカメラは、世界の大半を日本メーカーで占めている。そのおひざ元である日本での展示会であれば世界最大であるか、ここでしか見れないものが出品されるかという期待値があってしかるべきだと、組み込みの世界にたずさわる1人として思わざるを得なかった。にもかかわらず、出店規模、動員数などを含めて非常にさびしい感じを受けたからだ。しかしフォトの世界は明らかに変革を起こしており、コンシューマ機器の代表格でもあるデジタルカメラ、ビデオカメラを主とするPIEの今後の発展に期待をしていきたい。

少しさみしい感じがしたPIEだが、それでも出店各ブースではなかなかに興味深いものがあったので、これらを順次リポートしていきたい。

王道を行ったカシオとパナソニック

カシオ計算機は先日発表したHigh Speed EXILIM動画合成のダイナミックフォトを前面に出していた。両技術ともデジタルカメラに搭載しハードウェア単体でのビューとして実現したという点でカメラユーザーに新しい側面を与えてくれた。デジタルカメラは早々何台も持てるものではないため、このような場所での貸出、実体験ができるのはありがたいことだと思う。

盛況そうに見えるカシオのブースだが、それでもこの人数。やっぱりさみしい気がする

パナソニックは「LUMIX G1」を展示しており、VIERAリンクによるデジタルカメラの活用と世界最小・最軽量をうたうG1を展示していた。

VIERAリンク象徴する展示

どう楽しむかを説明

「LUMIX G1」の展示

G1の分解展示(こういったところはPIEというよりCEATECに近い展示。カメラがすでにメカから電子機器になってしまったことを改めて思い知る)