組み込みで使われるJavaとは

JavaにはPCでよく利用される、"JAVA SE(Java Platform Standard Edition)"と組み込み用の"JAVA ME(Java Platform Micro Edition)"というエディションがある。また、JAVA MEでは、携帯用のプロファイルであるCLDC(the Connected Limited Device Configuration)と一般的な組み込み用のプロファイルであるCDC(the Connected Device Configuration)という2つのプロファイルがある。

CDCあるいはCLDCはJAVA MEの基本となる仕様であり、必須の仕様である。一般的に、CDCを基本実装として、機器の役割に応じてFoundation Profile、Personal Profileという仕様を実装し、機能面での追加に基づいてOptional Packageを実装することになる。

これら以外の仕様、たとえばJAVA SEに実装されているがJava MEのプロファイルなどには規定されていない機能などを実装する場合はそれらの機能は個々のアプリケーションとして作り込み実装する。

JAVA MEはまだ仕様などの見直し、追加などがあり、Sun Microsystemsでは、Java Communityで様々なディスカッションを行っている。このようなディスカッションで定まった仕様はJSR*で規定されるOptional Packageとして規定される。最近では、当初CDCで想定していた、機器はClient機器である、というSunが想定した機器の位置づけに対してServerとしての役割を持つ機器が増加しはじめ、機器の開発側からへServerとしての仕様の追加をCDCに加える要望を行うという動きもあり、今後もより活発な動き期待される。