ソースネクストは9日に、Web経由で利用できる無料オフィスアプリケーション「ThinkFree てがるオフィス」(てがるオフィス)の日本語ベータ版のサービス開始と、「ThinkFree Docs てがるライブラリ」(ThinkFree Docs)への500点以上のテンプレート文書の公開を発表した。

筆者が5月にレビューした時点では、文書の編集画面は日本語化されていたものの、編集前に表示される管理画面は日本語化されていなかった。しかし今回これらの画面も日本語化されたことで、ベータ版とはいえ、日本語のWebオフィスサービスが本格的に開始されたといってよいだろう。

てがるオフィスの実行環境は、OSがWindows XP/ 2000、Mac OS X 10.4以上、Linux Fedora Core 3以上で、ブラウザはIE 6.0 以上、Firefox 1.0.1 以上、Safari 1.3 以上に対応する。またJRE (Java Runtime Environment: Javaアプレットの実行環境)と、200MB程度のディスク容量も必要となる。Windows Vistaではオンライン領域のみ保存可能となっている。

今回はそれに加えて、ThinkFree Docsも画面表示が日本語化され、あらかじめ公開された豊富なテンプレートをユーザー自身の操作環境に簡単にコピーできるようになった。ビジネスに利用できる文例などが豊富に揃っているので、これまで文例集やテンプレート集が欲しいと思っていても、経済的負担などから敬遠していたユーザーには朗報に違いない。どんなテンプレートがあり、どのようにしてコピーできるのか、早速次ページで紹介したい。