最後にCitrixである。

CCPでは、「共有ネットワーク」と「分離ネットワーク」と呼ばれる2種類のネットワークを提供する。

共有ネットワークはクラウド外の物理ネットワークとL2で接続され、アクセス制御は送信元IPにより行う。分離ネットワークでは、クラウド外の物理ネットワークとの間に仮想ルーターが配置され、VLANによるセグメンテーションを実施する。

どちらの方式においても仮想ルーターと呼ばれる特殊な仮想マシンが作成される。この仮想ルーターが、通常の仮想マシンに対してDHCP、DNS、送信元NAT、ロードバランサ、ポートフォワーディングなどの様々なネットワークサービスを提供する。

図15 : CCPにおける共有ネットワークと分離ネットワークの例