iOS 9では、iCloud Driveがホーム画面に表示されるようになりました。iCloud Driveとは、iPhoneのMacのアプリで作成したファイルを保存しておける、データのコインロッカーのようなもの。複数の端末の間で簡単にデータを共有したり、他のユーザーへ受け渡す場合などに活用できます。

iCloud Driveとは

iCloud Driveは、Apple IDを持っている人が使えるオンライン上のファイル保存スペース。iPhone、iPad、Mac、Windows PCなど、様々な端末から、Apple IDを合鍵にしてファイルを出し入れできる、自分専用のコインロッカーのような仕組みになっています。

iCloud Driveは、同じApple IDで使っている端末で共有できるファイルの保存スペース

コインロッカーといっても、誰でも無料で5GBまで利用が可能。ただし、iPhoneのバックアップ領域も兼ねているので、容量は足りなくなりがちです。その場合は、月額130円で50GB、最大1TBまで増やすことができます。

「設定」を開き「iCloud→容量→ストレージプランを変更」の順にタップ

1TBまでの有料プランを選択できます

ホーム画面にiCloud Driveを追加しよう

iOS 9 へアップデートするタイミングで、iCloud Driveをホーム画面上で利用するかどうかの設定が行われます。ここで「はい」を選択した場合は、すでにホーム画面上にiCloud Driveのアイコンがあるはずです。

iOS 9アップデート時に設定を行う画面が表示されました

iCloud Driveのアイコン

ホーム画面上にない場合は下記の手順で表示させることができます。

設定→iCloudを開く→iCloud Driveの順にタップ

「ホーム画面に表示」をオンに

iCloud Driveにファイルを保存

iPhoneやiPadで「Pages」「Numbers」「Keynote」アプリを利用すると、作成したファイルがiCloud Driveに保存されます。これはMacやブラウザからもシームレスに利用できます。

「Pages」「Numbers」「Keynote」は、それぞれ自動的にファイルが作られます

「選択」をタップすると、フォルダの追加や削除が可能

MacのFinderでは、iCloud Driveの中身を通常のファイルと同じように扱えます

逆に、パソコンからiCloud Driveに保存したファイルを、iPhoneやiPadから閲覧することも可能です。

パソコンからiCloud Driveに保存されたファイルをiPhoneでも見ることができます

PagesやNumbers対応の形式なら、直接開いて編集も可能です