アイ工務店の坪単価は平均61万円|安い理由や実際に建てた方の口コミを紹介

アイ工務店は比較的ローコストで注文住宅を建てられると評判のハウスメーカーです。しかし比較的安いとは言っても、大きな買い物であることに変わりはありません。目安となる価格や施工内容を詳しく知りたい人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、アイ工務店の坪単価の目安と安いといわれる理由、成功事例を紹介します。坪単価の基礎知識や依頼する際のポイント、建築以外にかかる費用なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

すぐわかる!この記事3つのポイント!
  • アイ工務店の坪単価は平均61万円で、市場内で比較的ローコストの部類に入ります。坪単価の範囲は50万円から90万円とされています。
  • アイ工務店は顧客満足度が高く、坪単価に対する満足度ランキングでアキュラホームと共に2位に位置しています。満足度のスコアは4.50点(5点満点中)です。
  • アイ工務店の人気の住宅モデルには「N-ees Urban」「N-ees Natural」「N-ees」などがあり、それぞれのモデルで費用が異なりますが、品質とコストパフォーマンスが評価。
ハウスメーカーポジションマップ
ハウスメーカーポジションマップ

他のハウスメーカーの坪単価が気になる人は、おすすめハウスメーカー・工務店12社の坪単価ランキングを紹介した記事でまとめて比較できます。ぜひご覧ください。

インタビュープロフィール写真

編集部

本記事では、信頼性の高い口コミをお届けするために、アイ工務店の利用者に直接オンライン取材を実施しました。ぜひ参考にしてください。

インタビューを先に見る>>

目次

【利用者アンケート】アイ工務店の坪単価の評判を徹底調査

マイナビ編集部では、国内の主要ハウスメーカー数社で注文住宅を購入した人に向けてアンケートをおこない、満足度や費用感を徹底調査しました。

ここでは、アイ工務店の坪単価や他メーカーとの比較、価格に対する満足度などを紹介します。

【2023年】アイ工務店の坪単価は平均61万円

アイ工務店の坪単価は、おおむね50万~90万円が相場といわれています。

ハウスメーカーは、主に費用や規模などから大手・中堅・ローコストに分類できます。坪単価でいえば、大手ハウスメーカーは70万円以上、中堅では60万円以上が相場のため、50万円台の選択肢があるアイ工務店は比較的ローコストメーカーといえるでしょう。

編集部が実施したアンケート結果でも平均61万円という数値が出ており、坪単価約60万円台から検討した人が多いことがわかります。

アイ工務店の注文住宅にかかる費用の総額|30〜45坪

アイ工務店の平均坪単価を用いて建築費用を算出すると、30〜45坪の家を建てる際は以下のような費用目安が考えられます。

大手ハウスメーカーで30坪の注文住宅を建てると2,000万円以上、中堅では1,800万円以上が相場です。アイ工務店は「理想の住まいをかなえたい」「費用を抑えたい」という希望を両立しやすいハウスメーカーといえるでしょう。

坪単価に対する満足度ランキング

主要ハウスメーカーを利用した人の「坪単価やコストに対する満足度」を調査したところ、アイ工務店はアキュラホームと同列で2位の結果になりました。

以下にランキング結果を紹介します。

ランキングハウスメーカー満足度(5点満点中)平均坪単価
1位タマホーム4.60点44万円
2位アイ工務店4.50点61万円
2位アキュラホーム4.50点85万円
3位クレバリーホーム4.20点68万円
4位三井ホーム4.13点115万円
5位パナソニックホームズ4.00点92万円
6位トヨタホーム3.73点66万円
7位一条工務店3.56点84万円
8位積水ハウス3.41点96万円
9位ミサワホーム3.38点72万円
10位セキスイハイム3.35点76万円
11位ヘーベルハウス3.11点91万円

建売や中古と比べ、注文住宅を購入する人は、価格だけではなくそれ以外の質(性能やデザイン性など)と費用のバランスを重視する傾向にあります。

コストパフォーマンスの高さを誇るタマホームに次いで、アイ工務店は価格だけでなく高いクオリティを評価されているといえるでしょう。

アイ工務店の人気商品と実際の価格を調査

アイ工務店で注文住宅を購入した人の多くが選んだ人気モデルと、かかった費用を調査しました。

世帯人数や坪数も紹介するので、自身の建てたい注文住宅のシミュレーションに役立ててください。

住宅モデル建築地域世帯人数
(ペットは含まない)
延床面積(坪数)費用
N-ees Urban埼玉県3人333,000万〜4,000万円未満
N-ees Natural千葉県3人402,000万〜3,000万円未満
N-ees東京都3人403,000万〜4,000万円未満

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※紹介する口コミや満足度は、マイナビニュース不動産査定編集部がおこなった独自アンケート調査結果によるものです。(調査方法:クラウドワークス/調査期間:2023年4月/回答者数:178人)

【インタビュー】アイ工務店で実際に家を建てた人の声

マイナビニュース不動産査定メディアでは、信頼性が高い利用者の声をお届けするために、実際にアイ工務店で注文住宅を建てた人にオンラインインタビューを行いました。

インタビュープロフィール写真

アイ工務店で建てた注文住宅の外観・内観の様子

アイ工務店インタビューご提供写真1
外観の様子
アイ工務店インタビューご提供写真2
屋内の様子(1)
アイ工務店インタビューご提供写真3
屋内の様子(2)
アイ工務店インタビューご提供写真4
屋内の様子(3)
アイ工務店を選んで良かった点アイ工務店の残念・改善してほしい点
  • 完全自由設計
  • コスパが高い
  • 標準仕様の質が良い
  • 営業担当が忙しすぎて、連絡がうまくいかない
  • 提案力(代替案)が低い
  • 地域によって仕様が違う

Q:価格に対する満足度は5点満点で何点?

価格への満足度は5点満点で4点(★★★★☆)です。
アイ工務店は中堅のメーカーで、高すぎることも安すぎることもなく、自由設計で、やりたいこともできて、いざとなればオプションも使えます
だから、相応の家が建てられたかなと思っています。普通の工務店の坪単価よりは高いですが、それでも他のメーカーだったらもっと高くなるので、良かったと思っています。
あと、ほかのハウスメーカーだったら10年メンテナンスなどでお金がかかるのが普通だと思いますが、アイ工務店だといらないので、コスパよく家を維持できるのも満足している点です。
設備の保証も5年か10年くらいついていて、1~2年しかついていないほかのハウスメーカーより長いので安心材料になっています。

編集部

建てるときも、建てたあともコスパがいいということですね。標準仕様については満足されていますか?

アイ工務店は標準仕様も良いので、ほかのハウスメーカーだとオプションになる部分も標準でついていて助かりました。自由設計なので、他のハウスメーカーのようにプランや設計の縛りがなかったのも良かったですね。
例えばほかに検討した三井ホームで現在の家を建てるとなると、建物代だけで6000万~8000万近くかかると言われてしまいました。
そうすると、結局自由設計にするためだけに一坪100万円以上のお金がかかってしまうことになります。当時は床に無垢床を使う構想があったのですが、三井ホームではその部分でも縛りが出てきてしまったのも悩んだ点です。
その点、アイ工務店はほどほどの価格で理想の家が建てられたので満足しています。

編集部

アイ工務店はバランスの良い家づくりができたということですね。

Q:アフターサポートはいかがでしたか?

現場監督がとても良い方で、連絡すると基本すぐに対応してくれました。ただ3ヶ月点検は、まだ入居して1ヶ月半ほどしか経ってないのに、委託会社から連絡があり、点検してもらうことになりました。3ヶ月経ってないのに実施したので、不審に思った部分もあります
点検自体はしっかり見ていただきました。私たちの方では逆に気になっていなかった扉の部分とか、「ちょっと曲がってるので」とその場で直してくださったこともありました。
あとはもともと、引き渡しのときにここ直してって言ってたのが漏れてたので、「これまだ実はまだなの」って話をしたら「伝えておきます」と言ってすぐ、対応してはくれたりしたので、現場に来ていただいてることに対しては何の問題もなかったです。
実際、キッチンの扉の締まりが悪くて、実は引き渡し前からだったんですけど、やっぱりおかしいと言ったら、実はちょっと爪みたいな部分が折れていたというのが判明して、丸ごとレールか何か交換しには来てくれたので、大丈夫でした。
まだ3ヶ月くらいなので、全体的な印象や評価は私たちのなかでまだ安定していない部分もあります。

編集部

そうなのですね。24時間受付のサービスも利用されましたか?

はい。給湯器のエコキュートが、入居して翌日におかしくなり、お湯がつかなくなったんですよね。それで24時間対応のサポートに連絡したら、もう結局その日には対応できないから翌日っていうことで連絡はいただいて、その日の対応はなかったですね。
ただ現場監督さんが翌日来てくれて、直したのか電話で対応したのか忘れましたが、直ったので問題なかったです。
当日駆けつけてくれるとかそういうわけではなかったですが、翌日には対応はしっかりしてくれました

Q:理想の家を建てるコツはありますか?

建てるとなったら私はすぐ調べるタイプなので、展示場でもらった冊子とかを切り抜いたりして自分たちがやりたいこと、やりたくないことをリスト化しました。
それをハウスメーカー側に持っていって、営業担当さんに「私たちが望んでるのはこういうものです」というのを提示しました。だから、話をしたというより現物を見せた感じですね。

編集部

事前準備をしっかりされたんですね。

そうですね。私と夫の家に対する認識合わせも事前に行いました。例えば、もし1人がメルヘンな家が好きで、もう1人はシックな家が好きだったらその時点で合わなくなってしまいます。だから、そこの自分たちの認識は同じにしました。
あと、私たちはこだわりが強かったので、ハウスメーカーの強みや空間の使い方を各社それぞれ住宅展示場で確認して、特徴を把握できたのも家づくりをするうえで良かったと思っています。
住宅展示場に行くと今の主流を見れます。夢も膨らみますし、「こういうのだったら自分たちはこうしたいかな」っていう指標もできました。
実物を見ることで現実的に感じる部分もありました。例えば我が家は家を広く作りたかったのですが、ハウスメーカーのなかには展示場レベルの広さでリビング作れるところもありました。
だから、注文住宅にこだわりがある人や、広い家を作りたい人は絶対見に行った方がより具体的に考えられるんじゃないかなと思いますね。

Tさんはアイ工務店で理想の住宅を建てられました。特に価格に対する評価からは、アイ工務店のバランスの良さ、コスパの良さが伺えます。完全自由設計でありながら他社よりも安く建てられるのは、アイ工務店の大きな魅力と言えそうです。

また、メンテナンス費用がかからない点も評価されていました。長く住み続けられる注文住宅や、資産価値を維持できる住宅を希望するならおすすめのハウスメーカーといえそうです。

他の点にこだわる人や、安い費用で建てられるハウスメーカーを探している人は他のメーカーと比較して判断してみましょう。

坪単価とは

アイ工務店の坪単価について解説してきましたが、そもそも坪単価とはどのようなものなのか、改めて確認しておきましょう。

坪単価は1坪あたりの施工費用

坪単価とは、家の面積1坪(約3.3平方メートル)に対する建物本体の施工費用のことです。マイホームの購入にかかる費用は、諸経費や土地の取得費などさまざまな費用が含まれるため、純粋な建物本体価格を比較するための指標として坪単価が使用されます。

法令上はメートル法での表示が義務付けられていますが、明治時代から使用してきた尺貫法のなごりとして坪が利用されることも少なくありません。

坪単価の計算方法は次の通りです。

建物本体価格 ÷ 延床面積(または施工面積)= 坪単価

延床面積は、建築基準法に基づき建物の各階における床面積を合計したもので、施工面積は工事をおこなうすべての面積を指します。

施工面積には、延床面積に含まないバルコニーや玄関ポーチ、ロフトなども含まれるため、どちらを用いて計算するかによって坪単価は大きく変わってきます。

坪単価を抑える方法

諸経費などは一律かかるものが多いため、注文住宅の費用をできるだけ安くするなら坪単価を抑えるのが賢明です。

予算オーバーとなった場合は次の点を検討してみましょう。

  • 凸凹の少ないシンプルな間取りにする
  • 各階の床面積を同じにする
  • 屋根の形状は「切り妻」よりも「片流れ」を選ぶ
  • 壁紙や設備を安価なものにする

独創的で複雑な間取りにすればするほど、工事の手間や時間がかかるため建築費用は高くなります。四角形に近いシンプルな間取りにすることで坪単価を下げられる場合があります。

また外壁や外構、屋根などは面積が広いため費用に影響しやすい箇所といえます。切り妻屋根は雨漏りのリスクが少なく将来的なメンテナンス費用を抑えられる可能性はありますが、片流れよりも高額になります。

初期費用を抑えたいならば、クロスやトイレなど取り替えがきく設備を安価に済ませておき、将来のリフォーム時などに希望のものを取り入れていくというのも一手です。

坪単価を見るときの注意点

坪単価が安いからといって安易にハウスメーカーを決めてはいけません。坪単価には明確な定義がなく、ハウスメーカーによって算出方法が異なるからです。

一般的に坪単価の計算には延床面積を用いることが多いですが、坪単価を安く見せるため延床よりも面積の広い施工面積を用いて計算しているメーカーもあります。また照明器具や設備設置などの付帯工事費を本体価格に含めるかどうかもメーカーにより判断が異なります。

さらに同じ面積の建物でも、構造の違いや注文住宅の広さ、平屋か2階建て以上なのかによっても坪単価は大きく変動します。ハウスメーカーから提示された坪単価はあくまでも参考程度にとどめ、坪単価以外の点も含めて比較をおこなうことが重要です。

アイ工務店の特徴

※画像引用元:アイ工務店公式サイト
会社名株式会社アイ工務店
所在地大阪市中央区心斎橋筋1-9-17
エトワール心斎橋9F
設立2010年7月13日
資本金1億円
保証期間初期保証10年
対応エリア展示場:宮城県、福島県、栃木県、茨城県、千葉県
群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県
富山県、石川県、岐阜県、愛知県、静岡県
三重県、滋賀県、京都府、大阪府、奈良県
和歌山県、兵庫県、岡山県、広島県、山口県
香川県、徳島県、愛媛県、福岡県、大分県
佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県
業務内容建設業
電話番号06-6227-8288
URLhttps://www.ai-koumuten.co.jp/

ここからは、アイ工務店の注文住宅サービスについて詳しく取り上げます。

アイ工務店は大阪を本拠地とする2010年設立のハウスメーカーで、全国に加盟店を持つフランチャイズ式の営業方法を採用しています。

安価に注文住宅を建てられるローコストハウスメーカーでありながら、性能面も優れた住宅商品を提供しているのが特徴です。

アイ工務店の坪単価が安い理由

アイ工務店は、大手や中堅ハウスメーカーよりもローコストで注文住宅を建てることができます。しかし、「あまりに安いとクオリティーが心配」「安い理由には裏がある?」と不安になる人もいるでしょう。

そこで、アイ工務店の坪単価が安い理由を3つに分けて紹介します。

  • 中間マージンをカットしローコストに
  • 資材の大量発注でローコストを叶える
  • 広告宣伝費を抑えててコストをカット

アイ工務店の安さの秘訣を把握し、安心して理想の注文住宅づくりを検討していきましょう。

中間マージンをカットしローコストに

アイ工務店の坪単価が安い理由の一つに、フランチャイズ制導入による中間マージンのカットが挙げられます。

施工の標準化・合理化、設計施工システムの確立に加え、材料の発注から施工までの流通経路を管理することで、中間マージンのカットに成功しました。

経費削減分をそのまま利益とするのではなく、販売価格へ反映させることでローコストながら高品質の家づくりを実現しています。

資材の大量発注でローコストを叶える

もう一つの理由は、資材の大量発注によるコスト削減です。少量発注を繰り返すよりも、手数料をはじめとする諸経費を抑えることができるため、品質を維持しながら資材コストの削減を実現しています。

価格帯はローコストながら、大手同等のシェアを誇るアイ工務店ならではの手法です。また、建材業者とも連携しやすくなるため、高強度・高耐久な資材の安定供給にも一役買っています。

広告宣伝費を抑えてコストをカット

広告宣伝費を抑制していることもアイ工務店の価格が安い理由の一つです。豪華なカタログやTVCMなどにお金をかけず、削減した広告宣伝費の分を住宅価格に反映させています。

その一方で、JKS(住宅産業研究所)の調査によれば、2021年度の戸建注文住宅着工引渡棟数(分譲除く)で、アイ工務店は10位にランキングしています。華々しい広告を打ち出さなくても顧客から支持され、受注を獲得していることがわかるでしょう。

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アイ工務店の代表的な商品

アイ工務店では次の住宅商品が人気です。それぞれの詳細について解説します。

省エネ性能を向上させた「N-ees」

N-eesは、日本政府が目指す2050年カーボンニュートラルの実現を背景に誕生した住宅商品で、省エネ性能に優れいるのが特徴です。

屋根や床下、外壁、サッシなどに高性能な断熱材を採用しているため夏や冬でも快適に過ごせ、冷暖房をより効率的に稼働させることができますまた冷暖房の稼働効率が改善されることで、省エネだけでなく光熱費の削減にもつながります。

N-eesは安価なだけでなく、継続的なコストの削減が見込める住宅といえるでしょう。

品のある高級住宅「HILLUS」

HILLUSは、品のある高級住宅のテイストをデザインに取り込んだ住宅商品です。おしゃれな外観デザインや、来客を華やかに迎えられる玄関やリビング、間取りなどをオーナーのこだわりに沿って設計できます。

アイ工務店の商品の中では比較的高価とされていますが、価格に見合った高級感のある邸宅を手に入れられるのは魅力でしょう。高級住宅街によくなじむよう意識してデザインされているため、家を建てる場所からこだわりたい人におすすめです。

インターネットとつながる「IoT住宅」

アイ工務店では、インターネットと住宅を繋ぐIoT住宅を建てることができます。IoTとはInternet of Thingsの略語で、直訳すると「モノのインターネット」という意味です。

たとえば照明や家電などがインターネットに接続されれば、外出先からでも遠隔操作できるようになります。照明の消し忘れや外出中の室温管理などに対応できるわけです。

また、AIスピーカーを利用して家電を声で操作したり、朝に使う家電を「おはよう」の一言でまとめてONにするようセットアップしたりすることも実現できます。

高い技術力によって未来的かつ便利な生活を送ることができる点も、アイ工務店の住宅商品の強みです。

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アイ工務店の施工例【坪単価別】

アイ工務店の施工事例を坪単価ごとに紹介します。施工事例を参考に、注文住宅づくりのイメージを組み立てていきましょう。

今回紹介する施工事例は次の5つです。それぞれの詳細を見ていきましょう。

【坪単価30万円台】和モダンな大屋根で高級感漂う家

※画像引用元:アイ工務店公式サイト
坪数坪単価本体価格
約58坪34万円~2,000万円〜

坪単価30万円台ながら、高級感の漂う間取りや空間演出が魅力的な施工例です。大屋根や縁側のようなウッドデッキを持つ中庭など、和モダンの要素を取り入れています。

室内には家族6人でも広々使えるシューズクローク、子供を見守りやすい勉強スペース、赤ちゃんに適した和室などがあり、1ミリ単位のこだわりが随所に光ります。子育てしやすい環境を備えつつ、優雅な雰囲気をまとった空間や間取りづくりがかなうのは自由設計ならではです。

【坪単価40万円台】北欧風の外観と広いリビング

※画像引用元:アイ工務店公式サイト
坪数坪単価本体価格
約40坪45万円〜2,000万円〜

ネイビーの外壁とアクセントに取り入れた白いライン、木目の美しいドアやタイル貼りのエクステリアなど北欧テイストの外観を持つ住宅です。

内装にも木目を活かした素材が存分に使われており、あたたかみが感じられます。広いリビングと開放的な吹き抜け、自然光がたっぷり入る窓など、ナチュラルながら洗練された雰囲気の間取り。選択可能なテイストの幅広さもアイ工務店の強みといえるでしょう。

【坪単価50万円台】まわりの景色と調和する家

※画像引用元:アイ工務店公式サイト
坪数坪単価本体価格
約61坪49万円〜3,000万円〜

田園風景が広がる立地に建てられたこの住宅は、周囲となじむように自然の風合いを楽しめる素材と平屋が選択されています。それでいて、インナーガレージの側面の外壁には印象的な黒のデザインを配置し、遊び心も忘れていません。

ガレージ内は広々としており、車1台をおさめてもトレーニング機器やソファを置ける余裕があります。また、木目を活かしたぬくもりのあるリビングも30畳の広々とした間取りです。自然を感じながら、家族がそれぞれリラックスできる空間が確保されています。

【坪単価50万円台】平屋のキッチンを中心にした回遊動線

※画像引用元:アイ工務店公式サイト
坪数坪単価本体価格
約39坪51万円~2,000万円~

分離型二世帯住宅の平屋で、外観・内観ともにシンプルで無駄がなくすっきりとした印象の家です。

キッチンを中心とした回遊動線、朝の身支度もスムーズにこなせる洗面所と一続きのウォークインクローゼット、子供のスペースを確保する小上がりなど空間を有効活用した間取りを叶えています。アイ工務店なら、生活感を見せずに快適な暮らしを実現したいという希望がかなうでしょう。

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アイ工務店で注文住宅を依頼するときのポイント

アイ工務店では比較的安価に注文住宅を建てることができますが、次の2つのポイントを意識して相談することが大切です。

ハウスメーカーは比較して検討する

アイ工務店以外にも複数社に相談し、見積・設計・施工内容などを比較して検討しましょう。1社のみに相談しても、見積が妥当なのか、希望を実現するための選択肢がどれほどあるのかがわかりません。また比較検討することで、予算と希望条件のバランスを考える機会にもなります。

まずは複数社へカタログ請求や無料相談をおこないましょう。自分でみつけることが難しい場合は、一括資料請求サービスの活用がおすすめです。気になるハウスメーカーや工務店からまとめてカタログをもらうことができます。

予算をしっかりと組み立てる

多くの人にとって、注文住宅は一生に一度の買い物です。だからこそ、希望を詰め込んだ家を実現したくなるものですが、生活を考慮したうえで現実的な予算を把握しておく必要があります。

ハウスメーカーの価格帯ごとの坪単価と建築総額の相場を参考に、住宅ローンの返済額や生活費、ライフステージにあわせて必要な貯金額などのシミュレーションをおこなうことをおすすめします。

また、予算内で最大限に理想の家づくりを実現するためには、こだわりに優先順位をつけることが大切です。設計を考えるうちに希望が増えていくケースも少なくありません。何を重視したいかをあらかじめ家族で話し合い、予算配分を含めて検討しましょう。

坪単価を扱うときの注意点

坪単価は不動産の価格を考えるうえで有効な判断材料の一つですが、坪単価だけを頼りに予算を組み立てると思わぬ落とし穴にはまることになりかねません。

次のポイントを踏まえて、坪単価を利用した検討をおこないましょう。

坪単価だけで選ばない

坪単価が安いだけでハウスメーカーを選んでしまうと、理想には遠い家づくりになる恐れがあります。アイ工務店のように、価格を抑えつつ品質を維持するための取り組みをおこなっているハウスメーカーばかりではないため、実績などから実力や品質を判断しましょう。

また、予算を削れるポイントを探すこともおすすめします。次の4つのポイントを押さえておくことが大切です。

  • 優先順位をつける
  • 間取り・外観にこだわりすぎない
  • 水回りを1か所にまとめる
  • 延床面積を少なくする

優先順位をつけることで、こだわりたい箇所を絞ることができるためコストの増大を防ぐことにつながります。間取りは部屋やドア、収納スペースを減らし、外観は家のデザインにおける凸凹を減らすことなどが有効です。

水回りを1か所にまとめれば、配管もシンプルになるため工事費用が抑えられます。さらに延床面積を少なくすることも有効です。建築費用は面積が大きいほど高くなります。

坪単価以外の費用にも注目

注文住宅の建築においては、坪単価(建物の本体価格)以外にも費用がかかることに注意しましょう。本体価格以外の費用として、付帯工事費と諸経費が挙げられます。これらの金額を本体価格と合わせると、建築総額は本体価格の2割から3割増しが目安です。

本体価格が1,800万円ほどであると仮定した場合、次のような付帯工事費と諸経費がかかります。

費用項目費用(本体価格1,800万円の場合)
付帯工事費(本体価格の1~2割)
  • 解体工事関連費用
  • 造成工事費用
  • 基礎補強工事関連費用
  • インテリア費用
  • 電気設備関連費用
  • エクステリア関連費用
約180万~360万円
諸経費(本体価格の1割)
  • 登記費用
  • 印紙代
  • ローン関連費用
  • 保険費用
約180万円

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アイ工務店の坪単価に関するQ&A

ここでは、アイ工務店の坪単価に関するよくある質問に回答します。

平屋のほうが坪単価は高くなる?

平屋の方が2階建て以上の注文住宅よりも、坪単価が高くなりやすい傾向にあります。その理由は、以下のとおりです。

  • 建築に必要な屋根や基礎の数が多い
  • 周囲の環境を受けやすいため快適な住居を作るのに設備費用がかかる
  • 住居としてのトータル面積が狭くなるため坪単価が高く感じる

平屋には事故リスクが少なく開放感があるなどのメリットがありますが、坪単価が高くなりがちなデメリットも存在します。坪単価を極力抑えて注文住宅を建てたい人は、2階建て以上の住宅購入も検討しましょう。

アイ工務店とタマホームの違いは?

アイ工務店はローコスト住宅を建てたい人におすすめの注文住宅メーカーです。価格帯はタマホームと同じハウスメーカーですが、値引きをしてくれるという口コミ投稿が多く見られました。

標準設備のグレードが高いのも、アイ工務店の特徴のひとつです。標準グレードの注文住宅でも、LIXILやトクラスの最上級設備を導入できます。

一方、アフターフォロー期間が長く長期保証を期待できるのが、タマホームの強みです。アイ工務店のアフターフォロー期間は30年なのに対し、タマホームは60年間アフターフォローを利用できます。住居の快適性・サポートの両方を充実させたいならタマホームを選ぶのがおすすめです。

耐震性やデザイン性などは両方とも同クラスのため、各要素を比較しご自分に合ったハウスメーカーを選択しましょう。

まとめ

アイ工務店は、坪単価が平均61万円と比較的安価に家づくりができるローコストハウスメーカーです。

一方、良質な素材を用いて確かな技術で注文住宅の建築をおこなっているため、安心して質の良い家を建てることができるでしょう。魅力的な住宅商品も数多くあり実績も豊富です。

ただし、理想をかなえるためには施工内容の希望条件だけでなく、予算計画をしっかり練ることも大切です。すべての条件をかなえることは容易ではないため、条件の優先順位とコストバランスを考慮して理想の家づくりを実現させましょう。

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※「マイナビニュース不動産査定」は以下に記載されたリンク先からの情報をもとに、制作・編集しております。
https://www.land.mlit.go.jp/webland/
https://www.rosenka.nta.go.jp/
https://www.retpc.jp/chosa/reins/
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
https://www.zentaku.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/02/2021-fudousan-anke-to.pdf


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この記事を書いた人

マイナビニュース不動産査定編集部は、家の売却、家づくり、リフォームなど不動産に関わる様々な情報をわかりやすくお届けします。

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